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イタリア / 2023年イタリア文化首都、ベルガモとブレシャ

掲載日時:2023年03月10日

情報提供:イタリア政府観光局 (ENIT)

イタリア文化首都・Capitale italiana della Culturaとは、文化財や景観の充実、旅行者へのサービス向上などを目的に、イタリア文化財・文化活動・観光省によって毎年文化都市を選出し、年間を通じて、様々な文化的イベントを開催するものです。

2023年はロンバルディア州の2つの都市「ベルガモ」(Bergamo)と「ブレシャ」(Brescia)が選ばれました。どちらもミラノから1時間程の世界遺産がある街で、古い時代から産業の中心地でもあると同時に、文化的見どころも満載です。
ミラノからの日帰りあるいは1〜2泊して落ち着いた地方都市の魅力を満喫してはいかがでしょうか。

■ ブレシャ(Brescia) 概要
ブレシャはロンバルディア州でミラノに次ぐ第二の都市で、クラッシックカーがイタリア各地の公道を走る華やかなレース「ミッレ・ミリア」(Mille Miglia)の発着地として有名です。
 ** 今年の開催は6月13〜17日
また世界遺産に登録されているサンタ・ジュリア博物館内のサン・サルヴァトーレ教会の他、古代ローマ遺跡カピトリーノ神殿、ロトンダ、ロッジア広場、ルネッサンスやヴェネツィア様式の建物と様々な時代の建築物が街を彩っています。

◎ ブレシャ見どころ7選:
1. パオロ6世広場(ドゥオーモ広場)とロッジア広場探索:
 街の中心。見事な中世建築や教会
2. 教会で芸術作品鑑賞:
 ・サンタ マリア アッスンタ教会の赤い大理石墓碑と祭壇画
 ・サンタガタ教会のカラヴァッジョ作品
 ・聖ナザリオと聖チェルソ教会のティツィアーノによるポリプティク(祭壇飾り)
 ・サン フランチェスコ教会のフレスコ画
3. 考古学公園を散歩:
 かつてのブリクシア(ブレシアの古代名)の古代の聖域(カピトリーノ神殿など)
4. サンタ・ジュリア博物館:
 世界遺産「イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡」のひとつとして登録。
 修道院の複合施設として、サン・サルヴァトーレ大聖堂やサンタ・マリア礼拝堂など施設内で
 歴史散策を。
5. ブレシャ城に登る
6. 賑やかな街の中心で食事:
 例えばアルナルド広場でブレシャの食前酒ピルロでアペリティーボ。
 カルミネ地区で夕食。カゾンチェッリ・パスタや牛肉料理を賞味。
7. Bergamo Brescia 2023のイベント参加:
 ブレシャ絵画館「ロット・ロマニーノ、モレット、チェルティ展」(6月11日まで)や
 グランデ劇場でのコンサートなど。

■ ベルガモ(Bergamo) 概要
ミラノ北東、ブレシャ北西40キロ。街の特徴は、世界遺産の城壁がある丘の上の旧市街ベルガモ・アルタと、鉄道駅のある新市街ベルガモ・バッサに分かれているところです。標高差は336m。

2017年に「16〜17世紀ヴェネツィア共和国建造の軍事防御設備」として要塞城壁のベルガモもユネスコ世界遺産に選出されました。
15〜18世紀にベルガモを支配したヴェネツィア共和国は、アルプスを背後にひかえた軍事的重要地でもあるこの街の防御のため、山の手の街を囲む高い城壁を16世紀に建造。城壁に囲まれた現在の旧市街(アルタ)には4つの門があり、そのうちのひとつ、サン・ジャコモ門を入って左右に延びる「城壁通り」からは、下の街である新市街(バッサ)やアルプスの山々の素晴らしい眺めを楽しめます。

旧市街は芸術的にも見どころが多く、荘厳優雅なコッレオーニ礼拝堂のあるドゥオーモ広場、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の内部の16世紀制作の聖母マリアの生涯を描いたタペストリーや、最後の晩餐や生命の樹を描いたフレスコ画など必見です。
バッサにも、アカデミア・カッラーラ美術館やドニゼッティ劇場(オペラ作曲家ドニゼッティはベルガモ生まれ)もあり、地方都市ならではの落ち着いた散策が楽しめます。

◎ ベルガモの見どころ6選:
1. ケーブルカーで城壁に囲まれたアルタの旧市街へ:
 景色を楽しみながらヴェネツィアが16世紀にたてた城壁へ。日没時の景色は絶景!
2. アルタの広場を散歩:
 かつての古代ローマ広場のヴェッキア広場の18世紀の噴水やカンパノーネと呼ばれる塔のパノラマ。
3. 荘厳な教会見学:
 バロック建築の大聖堂やロマネスク様式ファサードのサンタ・マリア・マッジョーレ教会
4. 丘公園Parco dei Colliで自然を満喫:
 自然保護区を散策・トレッキング・サイクリングを楽しむ
 4月28日には国際ピアノフェスティバルのオープニングコンサートも開催。
6. ベルガモ料理で地元料理に舌鼓を打つ:
 コーンミールとソバで作るポレンタ・タラーニャやドニゼッティ・ケーキをぜひ!

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