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オーストリア、チェコ、ドイツ、ハンガリー / 大雨による影響 (続報2)

掲載日時:2002年08月15日

情報提供:クオニイ ジャパン株式会社

先週、中央ヨーロッパ地域を襲った大雨による影響について、現地の最新情報をお知らせいたします。


● 旧東ドイツ地方・ドレスデン --- エルベ川沿いに非常事態宣言発令中

チェコから伸びるエルベ川の下流域にあたるドレスデン、ライプチヒなどでは、市内中心部が洪水のため
冠水し、市内交通も麻痺しているため緊急事態にあり、観光客も市内に入ることもできません。

ドレスデンをはじめ、下記の都市にある全ての博物館、学校などの公共機関は少なくとも今週いっぱい
閉館となり、入場ができません。

 エルベ川流域の都市 〜 ドレスデン、マイセン、ザクセン・スイス地方
 ムルデ川流域の都市 〜 デッサウ、フライベルク(Freiberg)、グリマ(Grimma)

また、チェコ〜ドイツの国境も閉鎖されており、移動ができません。
15日がチェコからの洪水のピークと考えられ、予断を許さない状況です。



● チェコ・プラハ --- 洪水の峠越すも、一部は観光不可能

14日夕方がプラハでは川の流量のピークで、その後は徐々に水が引き始めていますが、冠水している
プラハの旧市街、カルル橋周辺の地区では、住民に避難勧告が出され、依然として通行することができません。

交通渋滞を引き起こさないために、市民に対して車の利用を控えるように命令が出ています。
鉄道は一部を除いて動いていますが、地下鉄は市内中心部の区間はいずれも運転を見合わせています。

モルダウ川を渡ることは、橋がすべて通行止めにされているためできません。船も一切動いていません。

但し、弊社が手配している団体のお客様については、市内中心部で予約を取っていたレストランへ
行けなくなる等の影響を受けた程度で、プラハ城側の地区は影響を受けておらず、旧市街とカルル橋を
除けば、市内観光も可能な状態です。

一方、チェコ南部のチェスキー・クルモルフやチェスケ・ブジェヨヴィツエは、依然として町の中には
入ることができませんので、観光もできない状態です。

チェコ全体では約20万人の住民が、自宅からの避難を余儀なくされています。



● オーストリア --- ヴァッハウ渓谷・ドナウ川沿いで道路通行止め

ウィーンとザルツブルクのホテル、レストランは、現在通常どおり営業しています。

ヴァッハウ渓谷、ドナウ川沿いの道路は現在も通行止めで、メルク(Melk)の修道院は観光できますが、
レストランなどでは閉店している所も出ています。

ドナウ川クルーズも現在欠航しています。

ウォルフガング湖のクルーズは14日に運行を再開しています。

ハルシュタット(Hallstatt)への道路は通行が再開され、岩塩坑ツアーも行われています。

ザルツブルクでは、市内の橋がすべて通行可能となっております。
今後の気象状況にもよりますが、全体的に交通渋滞や通行止めによるバスの迂回・遅れが出ています。



● 南ドイツ --- リンダーホフ宮殿への道路が通行再開

大雨で通行止めとなっていたリンダーホフ宮殿への道路は、14日に通行再開となりました。


以上、ご注意ください。


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