メキシコやメキシコ人にとってクリスマスは大切なイベントの一つです。
そんなクリスマスについて今月は、特集していきます。

メキシコのクリスマスで欠かせないイベントの一つが「Posada」(ポサダ)です。
Posada(ポサダ)とは、メキシコのクリスマスシーズンに行われる伝統的な行事の一つです。
１２月１６日から２４日までの９日間、マリアとヨセフの旅を再現する行事で、宿を探す歌や祈りが行われます。
参加者は、マリアとヨセフが宿を探して巡る様子を再現するため、家々を訪れます。
訪問先では、Posadaの歌を歌いながら宿を求めるやり取りが行われます。
各家庭では、特別な祈りと歌が捧げられ、マリアとヨセフに宿を提供する儀式が行われます。
最後に、子どもたちが楽しむためのピニャータ(中にお菓子が詰まった紙製の人形)割りが行われます。

メキシコでは、クリスマスは家族が集まり、食事を共にし、特別な時間を過ごす大切な時期とされています。メキシコのクリスマス料理は多様で、伝統的な家庭料理が多く見られます。
特に人気のあるクリスマスの料理をいくつかご紹介いたします！

◎ ポソレ (Pozole)
ポソレは、豚肉や鶏肉を使ったとうもろこしのスープです。スープの色は、赤や白、緑などがあります。(メキシコの国旗のようにカラフルですよね????)
レタス、ラディッシュ、オレガノ、ライムなどが使われます。クリスマスの時期以外にもレストランなどで提供さているのでぜひ味わってみてください。

◎ タマレス (Tamales)
タマレスは、トウモロコシの生地(マサ)に肉、チーズ、野菜などの具を包み、トウモロコシの皮やバナナの葉で包んで蒸した料理です。タマレスは、メキシコでは大変一般的な料理のためクリスマス時期以外でも楽しめる料理です。メキシコ市では、自転車の移動販売で売られています。手軽に食べれるので、ぜひ挑戦してみてください。

◎ バカラオ (Bacalao)
バカラオは塩漬けのタラを使った料理で、トマト、オリーブ、キャップス、ジャガイモなどと一緒に煮込まれます。これはスペインから伝わった伝統的なクリスマス料理です。クリスマスの時期には、スーパーや市場で見かけることが多くなります。



◎ ロメリートス (Romeritos)
ロメリートスは、ロメリートの葉を使った料理で、エビのパテ(マサ・デ・カマロン)と一緒に供されます。モレ・ソースで煮込むことが一般的です。

◎ ポンチェ (Ponche)
ポンチェとは、クリスマスの時期に楽しまれる伝統的な温かいフルーツドリンクです。ポンチェの基本的な材料には、グアバ、リンゴ、ナツメヤシ、オレンジ、レーズン、サトウキビの小片などが含まれます。調理方法としては、シナモン、クローブ、アニススターなどの香辛料が加わり、風味豊かに仕上げます。また、甘さをつけるために、ピロンシージョ(未精製の砂糖)が使用されます。寒い季節にぴったりで、ホリデーシーズンの象徴的な存在です。

いかがでしたか？
今年は、メキシコならではのクリスマスを過ごされてみてはいかがでしょうか。