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オーストラリア 西オーストラリア州 / 「ムルジュガの文化的景観」がユネスコ世界遺産に新たに登録!

掲載日時:2025年08月08日

情報提供:西オーストラリア州政府観光局

このたび、西オーストラリア州の「ムルジュガの文化的景観(Murujuga Cultural Landscape、以下「ムルジュガ」)」が、2025年7月11日にユネスコの世界遺産リストに正式登録され、オーストラリアで最も新しい世界遺産となりました。
ピルバラ海岸線の美しいターコイズブルーの海を背景に広がる「ムルジュガ」は、悠久の時と深い精神、生きた文化が息づく場所として国際的に評価されました。
「ダンピア諸島」と「バーラップ半島」に位置する「ムルジュガ」は、地球上でもっとも重要な文化的景観のひとつです。
幾層にも重なる赤い岩の断崖には、推定5万年以上前に遡る約200万点もの岩絵(ペトログリフ)が刻まれています。これらの古代の岩絵には、土地・海・儀式・家族・精霊といった物語を通して、アボリジナルの人々とこの地の深い結びつきの記録を見ることができます。

西オーストラリアの独自性と誇りを守り続ける「ムルジュガ」は、オーストラリア国内で21番目に登録された世界遺産であり、先住民アボリジナル文化の価値としては国内で2件目の評価を受けています。
「ムルジュガ」の中心には、「ンガルダ=ンガリ(Ngarda-Ngarli)」と呼ばれる5つの言語グループからなるアボリジナルの人々がいます。彼らはこの土地と海の守り手として、その保護と継承に努めています。
ンガルマ語で「ンガラ」は「国」を意味し、彼らにとって「ムルジュガ」は単なる故郷ではなく、「生きた祖先」であり、「物語の継承者」であり、文化的な営みが今も続く特別な場所です。

空から見下ろすと、「ダンピア諸島」はインド洋に点在する起伏のある42の島々からなり、その広さは10万ヘクタールにも及びます。この地を訪れる際は、自然と文化への敬意を払い、文化的配慮・共同の保護意識の大切さを理解することが求められます。
今回のユネスコ世界遺産登録は、「ムルジュガ」に残る驚異的な岩絵だけでなく、「ンガルダ=ンガリ」の人々が今も受け継ぐ生きた伝統やこの土地との精神的なつながり、さらに何世代にもわたって継承されてきた卓越した文化的知識を評価したものです。

■「ムルジュガ」への旅へ
伝統的な所有者によるガイド付きツアーを通して、「ムルジュガ」の豊かな文化を体験できます。
数千世代にわたりこの土地とともに生きてきた人々の視点から、古代の岩絵を目にできる貴重な機会です。
「ムルジュガ」の赤い岩の上を歩くことで、世界に認められた、地球上で最も古い物語の一つに触れることができます。
ガイドツアーは、「バーラップ半島」への玄関口となる町「カラサ」から参加できます。

★ アクセス
州都「パース」から「カラサ」まで飛行機で約2時間。
空港からはレンタカー利用可能。また多くのガイドツアーでは送迎も含まれます。


** 西オーストラリア州政府観光局では、この大地を伝統的に守り継いできた先住民アボリジナルの人々に感謝し、今後も彼らの大地、水、文化との継続的なつながりを尊重します。過去、現在、そして未来の全てのアボリジナルの人々に敬意を表します。

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