大エジプト博物館(Grand Egyptian Museum: GEM)は、2025年11月1日に世界各国からの招待客を迎えてセレモニーを行い、正式に開館し、11月4日から待望の一般公開を開始しました。
奇しくも11月4日は、ツタンカーメンの墓が、ハワード・カーターによって発見された日です。
本レポートでは、新たな展示エリアと施設運営状況についての最新情報をお伝えします。
■ 新たにオープンした展示エリアについて
◎ ツタンカーメン・ギャラリー (Tutankhamun Galleries)
ルクソール西岸、王家の谷KV63 ツタンカーメン王墓から出土した5,000点超の遺物が、テーマ別に体系立てて配置されています。史上初めて全副葬品を体系的に公開する世界唯一のギャラリーです。
従来のエジプト考古学博物館(現在も開館中)では約3割程度の展示に留まっていたため、今回が初の「完全公開」となります。
ツタンカーメンの生涯・宮廷生活・宗教儀礼・葬送儀式をテーマ別に分けて展示する構成となっています。
展示品すべてに、筑波大学・河合望教授による日本語のキャプションが付けられています。

◎ クフ王の船博物館 (Khufu’s Boats Museum)
ギザ台地で発見された「クフ王の太陽の船」が展示されている施設。
旧ギザ太陽の船博物館の内容を再構成したもので、保存環境が改善されています。
加えて、来年からの予定で、同館では「クフ王の第二の船」(Second Solar Boat)の修復作業を見学者に公開します。現在、第二の船の発見者である吉村作治氏がクラウドファンディングで資金を募っています。

この他にも、メインギャラリーでは洞窟(Caves)の公開も始まりました。
(1) ハトホル女神の巫女
(2) 王家の谷
(3) デル・エル・メディーナ
(4) 水中都市
を、それぞれテーマとし、ギャラリーから降りた各4部屋で展示しています。
また、VRゴーグルを使った15分間の「ピラミッドの建設」の没入型体験もお楽しみいただけます。
こちらは、現地のカウンター(場所はグランドステアケース横)にて、追加料金を払い、時間予約を入れます。
英語とアラビア語のみ。11:00〜17:30 (水・土曜は20:30まで)
■ 現在の施設運営について
観光・考古省によると、GEMは現在のところ1日平均19,000人の来場者を集めており、館内が大変混雑しています。GEMでは、ピーク時の混雑を緩和し、よりスムーズで安全かつ快適なアクセスを確保するため、11月16日から全来館者に対して、時間指定入場制(タイムスロット予約)を導入しました。
新手続きでは、来場者は事前にチケットを予約し、チケットに記載された時間帯に到着する必要があります。
タイムスロットは、08:30 / 11:00 / 13:00 / 15:00と、17:00(水・土曜のみ)。
スムーズな入場のため、印刷した予約チケットの提示を推奨しています。
また、入場後は滞在時間の指定はありませんので、閉館まで観光することが可能です。
さらに、入場手続きの効率化と来場者の増加に対応するため、2025年12月1日以降は、GEMのチケット売り場での販売を当面の間停止し、チケット購入はオンライン予約に限定する、との発表がありました。
GEMは開館直後の段階にあり、より良い運営のため、絶えず入場方法・混雑対策等は変更されていて、今後も変わっていく可能性があります。
最新の情報を確認のうえ、スケジュールやチケット購入を計画することが重要です。
現地旅行会社のみが事前手配しているチケットでは、入場時間指定がないものもあります。
---
★ 大エジプト博物館
〔公式サイト〕
https://visit-gem.com/en/
〔時間〕
開館時間 --- 08:30〜19:00 (水・土曜は22:00まで)
ギャラリー --- 09:00〜18:00 (水・土曜は21:00まで)
〔写真撮影〕
ツタンカーメン・ギャラリーの一部の「ツタンカーメン王のミイラ」という名の区画のみが撮影不可。
(ただし、実際には王のミイラは王家の谷にあり、早産した2王女のミイラが展示されています)
その他は館内すべて撮影可能。フラッシュ禁止。
〔オーディオガイドの貸出〕
言語には日本語もあり、ヘッドフォンマーク..の表示されている展示品の説明を聞くことが出来ます。
グランドホールに入って左奥(ラムセス2世像の顔が向いている方)のカウンターで手続きをします。
1台250エジプトポンド。
〔飲食物の持込み〕
飲食物は持込禁止となっており、エントランスのセキュリティチェックで没収されます。
水のみ持込可能です。
奇しくも11月4日は、ツタンカーメンの墓が、ハワード・カーターによって発見された日です。
本レポートでは、新たな展示エリアと施設運営状況についての最新情報をお伝えします。
■ 新たにオープンした展示エリアについて
◎ ツタンカーメン・ギャラリー (Tutankhamun Galleries)
ルクソール西岸、王家の谷KV63 ツタンカーメン王墓から出土した5,000点超の遺物が、テーマ別に体系立てて配置されています。史上初めて全副葬品を体系的に公開する世界唯一のギャラリーです。
従来のエジプト考古学博物館(現在も開館中)では約3割程度の展示に留まっていたため、今回が初の「完全公開」となります。
ツタンカーメンの生涯・宮廷生活・宗教儀礼・葬送儀式をテーマ別に分けて展示する構成となっています。
展示品すべてに、筑波大学・河合望教授による日本語のキャプションが付けられています。

◎ クフ王の船博物館 (Khufu’s Boats Museum)
ギザ台地で発見された「クフ王の太陽の船」が展示されている施設。
旧ギザ太陽の船博物館の内容を再構成したもので、保存環境が改善されています。
加えて、来年からの予定で、同館では「クフ王の第二の船」(Second Solar Boat)の修復作業を見学者に公開します。現在、第二の船の発見者である吉村作治氏がクラウドファンディングで資金を募っています。

この他にも、メインギャラリーでは洞窟(Caves)の公開も始まりました。
(1) ハトホル女神の巫女
(2) 王家の谷
(3) デル・エル・メディーナ
(4) 水中都市
を、それぞれテーマとし、ギャラリーから降りた各4部屋で展示しています。
また、VRゴーグルを使った15分間の「ピラミッドの建設」の没入型体験もお楽しみいただけます。
こちらは、現地のカウンター(場所はグランドステアケース横)にて、追加料金を払い、時間予約を入れます。
英語とアラビア語のみ。11:00〜17:30 (水・土曜は20:30まで)
■ 現在の施設運営について
観光・考古省によると、GEMは現在のところ1日平均19,000人の来場者を集めており、館内が大変混雑しています。GEMでは、ピーク時の混雑を緩和し、よりスムーズで安全かつ快適なアクセスを確保するため、11月16日から全来館者に対して、時間指定入場制(タイムスロット予約)を導入しました。
新手続きでは、来場者は事前にチケットを予約し、チケットに記載された時間帯に到着する必要があります。
タイムスロットは、08:30 / 11:00 / 13:00 / 15:00と、17:00(水・土曜のみ)。
スムーズな入場のため、印刷した予約チケットの提示を推奨しています。
また、入場後は滞在時間の指定はありませんので、閉館まで観光することが可能です。
さらに、入場手続きの効率化と来場者の増加に対応するため、2025年12月1日以降は、GEMのチケット売り場での販売を当面の間停止し、チケット購入はオンライン予約に限定する、との発表がありました。
GEMは開館直後の段階にあり、より良い運営のため、絶えず入場方法・混雑対策等は変更されていて、今後も変わっていく可能性があります。
最新の情報を確認のうえ、スケジュールやチケット購入を計画することが重要です。
現地旅行会社のみが事前手配しているチケットでは、入場時間指定がないものもあります。
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★ 大エジプト博物館
〔公式サイト〕
https://visit-gem.com/en/
〔時間〕
開館時間 --- 08:30〜19:00 (水・土曜は22:00まで)
ギャラリー --- 09:00〜18:00 (水・土曜は21:00まで)
〔写真撮影〕
ツタンカーメン・ギャラリーの一部の「ツタンカーメン王のミイラ」という名の区画のみが撮影不可。
(ただし、実際には王のミイラは王家の谷にあり、早産した2王女のミイラが展示されています)
その他は館内すべて撮影可能。フラッシュ禁止。
〔オーディオガイドの貸出〕
言語には日本語もあり、ヘッドフォンマーク..の表示されている展示品の説明を聞くことが出来ます。
グランドホールに入って左奥(ラムセス2世像の顔が向いている方)のカウンターで手続きをします。
1台250エジプトポンド。
〔飲食物の持込み〕
飲食物は持込禁止となっており、エントランスのセキュリティチェックで没収されます。
水のみ持込可能です。
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