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メキシコ / 世界文化(自然)遺産シリーズ21−シアン・カーン生物圏保護区

掲載日時:2002年09月09日

情報提供:株式会社メキシコ観光

「空の始まる処」「マヤ人の聖なる地」に築かれた動植物の最後の楽園 

【シアン・カーン生物圏保護区】
SIAN KAAN

ユカタン半島の東部海岸に面するシアン・カーン生物圏保護区は、古代からマヤ族が住む地であった。
紀元後およそ1000年にわたって彼らはユカタン半島で暮らした。
現在、マングローブの沼沢とジャングルに覆われたシアン・カーンは、僅か800名のマヤ系先住民が暮らす以外は、外から人間の手が入っておらず、貴重な自然体系が残る動植物の楽園となった。

石灰岩の大地が広がる半島一帯はマヤ族がセノーテ(生贄の泉)と呼ぶ、鍾乳洞などが崩落して出来た穴に湧き出た穴が数多くあり、マヤ人が祭祀を執り行う聖なる場所とされてきた。今でも5280Km2にわたって広がる広大な保護区にはマヤの遺跡の数々が熱帯のジャングルに埋もれて眠っている。


隣国ベリーズまで沿岸110kmに沿って珊瑚礁が群生し、マングローブが繁茂するラグーン(潟)が数多く形成されている。
ラグーンにはワニや体重が400kgにも達するアメリカ・マナティーや大フラミンゴ、カワウ、ベニヘラサギ、シロトキ、翼を広げると2m以上になるアメリカグンカンドリ(コウノトリ科)のズグロハッゲコウなど、16種類の大型で肉食の海鳥の姿を見る事が出来る。
またメキシコ湾岸で確認された6種類のウミガメのうち、じつに4種類がここに生息し、エキゾチックな魚やロブスターもたくさん見られる。 

陸地の熱帯雨林のジャングルには約1200種類の植物が咲き誇り、何千頭もの蝶が乱舞している。
動物では大型のジャガー、ピューマから小型のオセロット、ヤガランデ、マーゲイなどのネコ科やクモザル、ホエザル、体重が300kg以上になるベアードバクなどの哺乳類も見る事が出来る。

シアン・カーンとはマヤ語で「空の始まる処」を意味した。
なお、スーパー・リゾート カンクンから南に約60kmにあるプラヤ・デル・カルメンからシアン・カーンへの英語ガイドつきのツアーが催行されている。


■国 : メキシコ合衆国   
■登録年 : 1987年 
■分類 : 自然保護区 
■面積 : 5280平方キロメートル 
■所在地 : ユカタン半島東部沿岸キンタナ・ロー州
■地質・地形 : 熱帯雨林、沼沢地
■アクセス都市、空港 : カンクン(CUN)から陸路約3時間


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