エジプト最高考古庁筋によると、ルクソール西岸にあるアメンへテプ３世葬祭殿の守護神である２体のメムノンの巨像修復作業をドイツの考古隊に認可したと発表しました。
この巨像はルクソールで、最重要遺物の一つに挙げられます。

かつてアメンへテプ３世葬祭殿の入口に鎮座していた２体の巨像の高さは２２ｍ。
この巨像の名前の由来は遠くギリシャ神話からきています。
トロイ戦争で殺害されたギリシャの英雄メムノン伝説によるものです。哀れな死をとげた彼のため、母は全能の神ゼウス神に息子の復活を願いました。
ゼウス神は彼女の息子の霊を二つの巨大な像として、母親がいつでもその霊に会えるようにしました。

この心打つ哀歌は、巨像の土台に記されています。