先日来、米国における爆弾テロ防止対策として受託手荷物の抜き打ち検査が実施されており、それに伴い今回カナダの空港における新たな指針が発表になりましたのでお知らせいたします。
なお、この新しい手荷物検査のプロセスは2002年12月31日に発表され、同日より既に実施されております。
現時点では、カナダ国内線および米国以外への国際線出発便に関しましてはこれまでと全く同じプロセスとなりますので、特にお客様の注意を喚起する必要はございません。
しかしながら、今回の改訂では「米国行き」あるいは「米国を経由して他の国へ行く」場合が対象になっており、この場合にはお客様に対して事情をご説明いただく必要があるかと思います。
米国行きチェック・インのプロセスはこれまでと同じで、チェックイン後ご自身で荷物を持ち、USのCIQを済ませて頂きます。
その後、これまではそのまま荷物をベルトに載せて頂いていたのですが、ここでセキュリテイがアトランダムに乗客を選択し、抜き打ち検査を行ないます。
この時点で、出発の60分以内であった場合には、係員によるマニュアルの検査が行なわれますが、60分以上の時間がある場合には、EDS(Explosive Detection System)と名付けられた検査が実施されます。
ここでチェックインする荷物の中に危険物や禁止物品等が入っていないかの質問がなされますが、もしも答えが「YES」だったならば、マニュアル検査台に送られます。
EDSの検査が実施される場合、荷物をオーバーサイズ・スペシャルバゲッジのベルトまで運び、そこでEDSと書かれたタッグを付けて検査エリアに流します。
EDSの検査ではまずX線により検査が行なわれ、この段階で引っ掛かった荷物はCTスキャンに廻されます。
更に疑義があれば最終的にはRCMP(カナダ連邦警察)のチェックを受ける事になります。
実際にはCTスキャンの段階で99.9%の荷物がクリアになると予想されています。
もし万が一、CTスキャンによる検査でも疑義の発生した場合には、乗客が呼び出され、乗客立ち会いの下に荷物を開けての検査となり、更にはRCMPへの通報となる訳です。
また、もう一つ重要な事は、米国の空港を経由して更に他の目的地へ出発する場合、それが同じ飛行機のままの経由であったとしても、経由地にて全部の荷物が一旦降ろされ、米国の方針による検査を受ける事になります。
例えば、エア・カナダ(AC)がバンクーバーからホノルルを経由して、(同じ飛行機で)シドニーまで飛んでいますが、この場合でも全部の荷物をホノルルにて降ろし、米国の基準に従って全荷物がX線の検査を受ける事からやり直す形になる訳です。
従いまして、米国行きおよび米国経由の場合には、米国側が指導しているように
*「感光の恐れがあるのでフィルムは荷物に入れず、携行する事」
*「貴重品はチェックインの荷物に入れぬ事」
*「(米国内で乗り継ぎの場合には)荷物所有者がその場にいない時に不審物の疑いが発生した場合、鍵を壊しても中身を調べるので、鍵を開けておく事」
*「検査の為に荷物の遅配等が発生する可能性のある事」
といった諸注意をご案内ください。
なお、この情報はJTOAよりご提供いただきました。
なお、この新しい手荷物検査のプロセスは2002年12月31日に発表され、同日より既に実施されております。
現時点では、カナダ国内線および米国以外への国際線出発便に関しましてはこれまでと全く同じプロセスとなりますので、特にお客様の注意を喚起する必要はございません。
しかしながら、今回の改訂では「米国行き」あるいは「米国を経由して他の国へ行く」場合が対象になっており、この場合にはお客様に対して事情をご説明いただく必要があるかと思います。
米国行きチェック・インのプロセスはこれまでと同じで、チェックイン後ご自身で荷物を持ち、USのCIQを済ませて頂きます。
その後、これまではそのまま荷物をベルトに載せて頂いていたのですが、ここでセキュリテイがアトランダムに乗客を選択し、抜き打ち検査を行ないます。
この時点で、出発の60分以内であった場合には、係員によるマニュアルの検査が行なわれますが、60分以上の時間がある場合には、EDS(Explosive Detection System)と名付けられた検査が実施されます。
ここでチェックインする荷物の中に危険物や禁止物品等が入っていないかの質問がなされますが、もしも答えが「YES」だったならば、マニュアル検査台に送られます。
EDSの検査が実施される場合、荷物をオーバーサイズ・スペシャルバゲッジのベルトまで運び、そこでEDSと書かれたタッグを付けて検査エリアに流します。
EDSの検査ではまずX線により検査が行なわれ、この段階で引っ掛かった荷物はCTスキャンに廻されます。
更に疑義があれば最終的にはRCMP(カナダ連邦警察)のチェックを受ける事になります。
実際にはCTスキャンの段階で99.9%の荷物がクリアになると予想されています。
もし万が一、CTスキャンによる検査でも疑義の発生した場合には、乗客が呼び出され、乗客立ち会いの下に荷物を開けての検査となり、更にはRCMPへの通報となる訳です。
また、もう一つ重要な事は、米国の空港を経由して更に他の目的地へ出発する場合、それが同じ飛行機のままの経由であったとしても、経由地にて全部の荷物が一旦降ろされ、米国の方針による検査を受ける事になります。
例えば、エア・カナダ(AC)がバンクーバーからホノルルを経由して、(同じ飛行機で)シドニーまで飛んでいますが、この場合でも全部の荷物をホノルルにて降ろし、米国の基準に従って全荷物がX線の検査を受ける事からやり直す形になる訳です。
従いまして、米国行きおよび米国経由の場合には、米国側が指導しているように
*「感光の恐れがあるのでフィルムは荷物に入れず、携行する事」
*「貴重品はチェックインの荷物に入れぬ事」
*「(米国内で乗り継ぎの場合には)荷物所有者がその場にいない時に不審物の疑いが発生した場合、鍵を壊しても中身を調べるので、鍵を開けておく事」
*「検査の為に荷物の遅配等が発生する可能性のある事」
といった諸注意をご案内ください。
なお、この情報はJTOAよりご提供いただきました。
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