音楽史上最大の天才・モーツァルト生誕の地、ザルツブルク。
１９２０年にモーツァルト作品に捧げる音楽祭が、演出家のマックス・ラインハルトらにより企画され、スタートしたのが「ザルツブルク音楽祭」です。

ブルーノ・ワルター、アルトゥーロ・トスカニーニ、など超一流マエストロたちの指揮とウィーン・フィルが音楽祭の専属オーケストラとして活躍するなどで有名になっていきました。
そして何よりも地元出身のヘルベルト・フォン・カラヤンは、３０年にわたり指揮をして、その豪華さで音楽祭の人気を不動のものとしました。

会場は祝祭劇場を中心に、毎年7月の後半から８月にわたり開かれ、夏の音楽祭として定着しています。
今年は７月２６日から８月３１日まで連日開催されます。

１９９１年にはモーツァルト没後２００年記念祭があり、最高に盛り上がりましたが、今年は２００６年のモーツァルト生誕２５０周年を意識した内容で、６演目中３演目がモーツァルト作品となっています。