アンコール地域遺跡保護整備局(ＡＰＳＡＲＡ)とスイスの協力により ２００２年から行われている「バンテアイスレイ寺院 保存プロジェクト」は、現在、第２周壁内南側の調査に取り掛かっています。

この調査では、彫刻や建造物等には手を加えず、地面を掘り返し、当時の排水施設を保存・研究する考古学調査を行っています。
このため第２周壁内南側においては一般の方々の立ち入りが禁止となっております。
実際には、南経蔵東面「魔王ラヴァナがカイラス山を揺さぶる場面」 、南経蔵西面「愛の神カーマがシヴァ神に矢を射る場面」といった有名な彫刻が 見学出来なくなっておりますのでご注意下さい。
尚、調査終了時期は未定です。

又、現在行われている調査終了後も、他の場所において調査が続けられます。
「東洋のモナリザ」で有名なデヴァダー像(第２周壁内北側)も今後、その対象となる事が予想されますので、予めご了承ください。

工事の最新状況については、改めてご連絡いたします。