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エジプト / 開通135年目を迎えるスエズ運河

掲載日時:2004年01月27日

情報提供:エジプト大使館エジプト学・観光局

昨年12月2日にスエズ運河にかかる(ムバラク平和橋)で日本とエジプトの友好を図る、3kmブリッジマラソン&ウォーキングが開催されましたが、今年はスエズ運河が1869年に開通してから丁度135年目の節目にあたります。

地中海と紅海を結ぶ最初の考案はファラオ時代に遡ります。
歴代のファラオたちはナイル・デルタの東を通って地中海と紅海とを結ぶ運河を掘った開拓者でした。
その後、ローマ人によって何度も掘削され、そして放置されを繰り返し、ギリシア人が掘削するまで放置されていました。

運河はエジプトのアラブ征服時代に再び掘削されました。その作業は数十年にわたり続けられましたが、埋められてしまいました。
1798年フランス遠征隊を率いるナポレオン・ボナパルトは、2つの海を運河により直接つなぐことを考えました。しかし技術者たちは紅海が地中海より9m海抜が高いと信じる考えを支持しませんでした。

1854年11月30日、フランスの技術者フェルナンド・ドゥ・レセッペ氏は、エジプト政府からスエズ運河の掘削権を獲得しました。
1859年4月25日、運河の掘削工事が始まり、その後10年間作業は続きました。240万人以上のエジプト人が作業に従事し、12.5万人が命を落としました。
そして1869年11月17日、スエズ運河は開通しました。

スエズ運河は戦略的な位置にあります。スエズ運河は2つの海洋と2つの海、すなわち大西洋からジブラルタルを経由して地中海を横断しポート・サイードへ、そしてインド洋からバブエルマンデブを経由して紅海そしてスエズ港につながるスエズ湾へとつながっています。この最も長い運河は必要な時にはいつでも拡張することができます。
87年間にわたり海外の会社が所有していましたが、1956年7月にエジプトの国有化となりました。
スエズ運河は、世界貿易に欠かせない重要な航路の一つになっています。世界貿易の14%、石油輸出の26%、アラブ湾岸諸国への貨物と船荷の41%に利用されています。

スエズ運河は西洋と東洋の距離を大幅に縮小しました。
例えば、紅海沿岸サウジアラビアのジッタ・サウジ港から黒海沿岸ルーマニアのコンスタンツァまでの距離では、南アフリカの喜望峰を回るルートに比べて86%も縮めました。
東京からオランダのロッテルダムへの距離は、アフリカ大陸を回るルートに比べて23%縮めました。
エジプト政府は大きな容量を持つタンカー、巨大な貨物船、増加を続ける運河を通過する船舶のため、ニーズに沿った海上輸送が着実に対処できるよう発展と改善に絶え間ない努力を注いでいます。


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