カイロ刑事裁判所の判決により、スイスから返還された４００点にも及ぶ密輸された考古品が「エジプト考古学博物館」で展示されました。

検察官マヘール・アブデル・ワヒド氏の要請に対してスイス当局は、エジプトの司法当局に考古品の返還に応じました。
考古品はハヤブサの形をしたホルス神、純金製の人間のマスク、プタハ神の像、古代ローマの愛の神の像、古代エジプト人ミイラが納まっている木棺など重量１１,２９８ｋｇに及びます。

一方で最高考古庁のザヒ・ハワス博士と駐カイロのイタリア大使アントニオ・バディニ氏は、今後１年間にわたる「イタリアにおけるエジプト年」の一環として ローマ帝国時代の像をエジプト考古学博物館で展示する式典が催されました。
エジプト考古学博物館所有のエジプトにおけるローマ帝国の歴史を物語るおよそ１００点の考古品を展示すると共に、ガレリウス皇帝と愛と美の女神アフロディーテの像も展示されますと、文化省の職員は述べています。