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メキシコ / 日本人と出会わないところに行ってみよう! その2 〜サンクリストバル・デラス・カサス〜

掲載日時:2004年06月18日

情報提供:株式会社メキシコ観光

最近はどこへ行っても日本人に出会っちゃいますよね。
メキシコでさえ、カンクンやメキシコシティあたりでは日本人を見かけずに一日過ごす、なんてことはありません。
せっかく日本を完全に忘れて、リフレッシュしたい!という思っている貴方に、ココなら日本人に出会うことは無いだろう、というお薦めの場所を紹介していきます。


第2弾は『チアパス州 サンクリストバル・デラス・カサス』

ここは1528年にスペイン人がこの地方を統治する中心地としてコロニアル調の町を建設し、1893年に州都が他に移るまで政治、経済の中心として栄えた町でした。
しかし、もともとマヤ系の先住民が低地より移り住んだ土地であるため、近郊には昔ながらの生活を営む彼らの村が数多くあり、興味があれば少し足を伸ばして彼らの村を訪れることもできます。

サンクリストバル・デラス・カサスは高地にあるため涼しいので、ソカロ(中央広場)より歩き始めて、ゆっくりと人と町を眺めながら散策することができます。
先住民達は、それぞれの村から持ちよった織物や民芸品を町の至るところに並べ、私たち観光客にもくったくのない笑顔で話し掛けてきます。
グアテマラにも近いここはそちらの影響も大きく、すばらしい刺繍の織物は民族ごとに特徴があり、まさに色の洪水。
きっとお気に入りの模様を見つけることができるでしょう。


★サントドミンゴ寺院
16世紀に建設されたこの街最大の寺院。
建物壁面の装飾は17世紀から18世紀にかけてのバロック様式で素晴らしい。
内部の装飾も同時期に行われたもので、黄金で飾るなど非常に豪華。
厳かでひんやりとした内部で一息ついて鑑賞してください。
併設の考古歴史博物館はもともと修道院だったものを改装したものです。
この町の歴史を解説した展示があり、これも大変興味深い。


★サンクリストバル教会
小高い丘のうえにある教会を目指して石段を登って行くと、赤く縁取られた白い建物がさわやかな空気に清潔な顔をして現れます。
ここからは町を一望することができます。


メキシコの他の地と同じく、ここも宗教としてキリスト教が根付いていますが、彼ら先住民は土着の伝承宗教とキリスト教を渾然一体とし独自の信仰を行っています。
先住民の村にいくと、確かにキリスト教の教会はあるのですが、マリア像が民族衣装を着ていたり、独自のお祈りを行っていたりして、他のそれとは違う形で彼らの生活と共にあるのです。
町には色鮮やかなそれぞれの民族衣装を着た彼らが行き交い、なんとも不思議な感覚に襲われます。
古代から受け継がれているものと、新しく彼らの生活に入ってきたものをうまく取り入れて、独自の歩みを続けている彼らが、なんともたくましく思えます。

チアパス州では、きっとまだ見たことのない、メキシコの歴史が残していった端々を垣間見ることができるでしょう。
そういった彼らの生活や、多くの遺跡に直に触れに出かけてみてはいかがでしょうか。


なお、サンクリストバルデラスカサスやその周辺の村は、先住民族インディヘナの末裔が多いため意外に閉鎖的で、一部教会や宗教儀式など一般の観光客が入ってはならない場所もあります。
また、先住民族たちは写真を撮られることを嫌がる傾向があり、一部教会や宗教儀式も写真撮影が禁止されている場合もあるので、写真撮影にはご注意ください。
逆に、写真を撮った後、お金を請求しに来る場合もあります…。


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