エジプトの保安当局によると、盗まれたり密輸されて４年が経過した６１７点に及ぶ考古品が、英国より故郷エジプトへ戻されたと発表しました。
検察庁のワディ・ハンナ長官によると、返還された考古品はファラオ時代やグレコ・ローマン時代に遡るものということです。長官はロンドンからカイロまで、それらの考古品と共に帰国しました。

返還されたという事実は偉大なる功績であると、ハンナ長官は述べています。
返還された考古品には、ギリシア時代からの壺やお守り、ヒエログリフが描かれている２つの木製の棺も含まれていると、ハンナ長官は述べています。
エジプトの密輸者が、どこで盗んだかは不明ですが、スイス経由でロンドンに空輸しています。
英国当局は、考古品をヒースロー空港で押収しましたが、その４ヶ月前にエジプト政府は考古品は密輸されたオリジナルであることを突き止めていました。

エジプトは長年にわたり、密輸と不正に対して戦っています。そして近年、犯罪を阻止する献身的な努力が強化しています。