今まで軍の管理下にあった「ハノイ城」が、１ヵ月間の期間限定で一般公開されておりましたが、その反響が非常に大きかった事から、２００５年５月２０日まで一般公開が延長される事になりました。

内部は１０１０年から続く歴代王朝が城を構えた場所で、現在もグエン朝時代に作られた敬天殿(王様の住居)の龍の石像(１５世紀頃製造)が残っています。又、元々敬天殿だった場所は、建物自体をフランス軍がフランス様式の建物に建て替えており、今まではそこに抗仏戦争、ベトナム戦争時におけるベトナム軍本部がつい最近まで置かれていました。
ホーチミンの統一会堂の地下を彷彿させる様な作戦基地も観光出来ます。

入場料は無料で、月曜日がお休みになります。
２０１０年には、この場所が正式に文部省傘下になり、常時一般公開される予定です。


<注意>
阿倍仲麻呂が赴任していたと思われる唐時代の安南都護符の遺跡「タンロン遺跡」と、この「ハノイ城」は道をはさんで隣の場所にありますが、別の遺跡ですのでご注意下さい。