ここ数年、フィジー本島ビチレブ島北西に浮かぶヤサワ諸島では、主に地元の村を基盤としたバックパッカー・リゾートの開業が相次ぎ、その数は３０近くにも及びます。
これらを積極的にマーケティングする「オーサム・アドベンチャーズ・フィジー(Awesome Adventures Fiji)」社がナンディのポート・デナラウとこれらのリゾートの間に１日１往復運航している高速船「ヤサワ・フライヤー」号は、常に世界のバックパッカー達で賑わっていますが、この度、バックパッカー・リゾートとは一線を画したブティック・リゾート「ナブツ・スターズ・リゾート(Navutu Stars Resort)」がオープンいたしましたのでご紹介します。

同リゾートは南北約１００ｋｍにわたって細長く連なるヤサワ諸島の中ほどのヤゲタ(Yaqeta)島に位置し、イタリア人のカップルによって所有・経営されています。
客室はすべてブレ(コテージ)タイプで全９室＝２つのグランド・ブレ(カップル向け、リビングスペースの真ん中にユニークな、堀ごたつならぬ「堀バスタブ」付)と、７つのビーチフロント・ブレがあり、内装は白を基調としたシンプルで広々としたもの(７０〜８０平方メートル)になっています。
シーリングファンは付いていますがエアコンはありません。又、海に面したほぼ全面のガラスドア(フレンチドア)が折りたたみ式で全開に出来る様になっています。

アクティビティはシュノーケリング、ダイビング(近隣のダイブ・ショップ利用)、フィッシング、カヤッキング、ハイキング、プライベート・ビーチ・ピクニックなど最低限のものだけですので、静かな島でのんびり過ごしたい方向きです。
これまで、ブルック・シールズ主演の映画 「青い珊瑚礁(The Blue Lagoon)」と、海の美しさで知られるヤサワ諸島には、このクラス(４スター)のリゾートがほぼ皆無でしたので、貴重なものといえるでしょう。

同リゾートへの滞在する場合、最低３泊の滞在が必要で、１６歳未満の子供は特定の期間を除いては滞在できません。
昼食、及び夕食は含まれませんが、近海でとれた新鮮なシーフードを中心に、イタリアン・テイストをふんだんに取り入れたメニューが用意されています。

ナンディからのアクセスは、前述の高速船「ヤサワ・フライヤー」号利用でポート・デナラウから約４時間、あるいは別途ご希望に応じてシープレーン(水上飛行機)またはヘリコプター(いずれもナンディより片道３０分程度)の手配が可能です。
尚、既にゲストは受け入れているものの、現時点でまだ一部建設工事や造園作業が行われている箇所もあり、スタッフもやや不慣れなところが見られますが、是非ご利用ください。