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【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 東アジア

ペキン (北京) [ Beijing ]

中国 [ People’s Republic of China ]中国の国旗

都市別安全情報

一般情報一般情報

●一般情報

● タクシー
タクシーは国営と個人の2種類があり、いずれも料金の精算は料金メーターによって払うので信頼はできる。
流しのタクシーは少ないため、ホテルなどに頼んだほうがつかまえやすい。
疑問がある場合、代金を払わずに近所の交番へ行って解決する。
〔料金のめやす〕※2021年2月現在
 初乗り料金:
  昼: 13元 (3km以内)
   →3kmを超えると15km以内は2.3元/1km、15km以上は3.45元/kmの追加料金が必要となる。
  深夜 (23:00〜05:00): 15.6元 (3km以内)
   →3kmを超えると15km以内は2.76元/1km、15km以上は3.91元/kmの追加料金が必要となる。
 追加料金: 1.00元の燃油税追加料金あり。

〔代表的なタクシー会社〕
* 北京北汽出租汽車集団有限責任公司 --- TEL: 010-8766-5198

● 特殊な交通規制等
車は右側を通行。(日本と逆)
市内は交通渋滞が激しい上、交通ルールが守られていないケースもあるので、交通事故には十分注意する。

● 公衆電話のかけ方
使用できるコイン:「1角」コイン3枚、1回3角/3分間。
場所によっては、1回 1元/3分間の所もある。
※1元=10角
※近年、携帯電話の普及に伴い公衆電話の需要が少なくなり、公衆電話が容易に見つからない場合がある。

● 旅行者立ち入り禁止区域
軍関連施設(軍事禁区、軍事管理区)、立入禁止の看板をかけた場所、あるいは禁止入内嚴禁入内のサインのあるところには立ち入らないこと。誤って立ち入ると連行されることもある。(外国人だから知らなかった、では済まされない)

● 写真撮影禁止・規制場所
軍関連施設、空港内、政府関係施設、鉄道の橋梁、ダム、毛沢東記念堂、博物館など。
※写真撮影が禁止・規制されている場所はたくさんあるが、写真撮影の時は必ず、掲示の看板・サインなどをはっきり確認するように。
 軍関連施設を写真に撮った場合、連行され事情聴取の上、罰金、写真データを没収されることもあるので、十分に注意すること。

● 歓楽街での注意点
売春、ポルノ、人身売買、麻薬、賭博、迷信利用詐欺は禁じられている。一切しないように。
暴力バーやぼったくりバーには気をつける。
「日本語を教えて欲しい」など、カタコトの日本語で声をかけて来る人の誘いにはのらないこと。

● 治安の悪い地域
繁華街であっても、夜は、人気の無い道は歩かないほうが無難。
繁華街、空港、レストラン、タクシー、長距離バス、列車等にはスリ、ひったくり、置き引き等が多いので注意する。

● 注意すべき慣習等
* 食事中にビジネスの話はしないこと。
* 中国人は知らない人に体を触られるのをとても嫌う。挨拶として背中をたたいたりしないこと。
* 中国では人前で酔うことは最大の恥であるとされるので、行き過ぎた飲酒は慎むこと。
* 出された料理は少し残すのがマナー。全て食べてしまうと「料理が足りない」と思われてしまう。
* 中国人は挨拶の一つとして「吃了嗎?」と聞いてくるが、別に本当に「食事は済んだか」と聞いたわけではないので、食べていなくても「吃了」と答えること。
* 女性に「美しいですね」とほめる習慣はない。下心があるのではと取られるので注意する。又、気軽に女性に触る等は、絶対に避けること。
* 現地の人を刺激するような行動(軍歌を歌う、現地女性を侮辱する)は行わないこと。
* 仏教徒だけでなく他宗教もあるので、その習慣も理解する。

● 一般人(旅行者を含む)に罰金が科せられるような条例等
* 外国人は、常にパスポートの携帯が義務付けられている。
* 滞在許可期間を超えた滞在は、罰金に加え強制退去となる。
* 写真撮影が禁じられている場所での撮影。(軍事施設・関連施設の撮影はしない)
 状況によっては、連行・事情聴取の上、罰金が科せられ+写真データを没収される場合もある。
* 禁煙場所での喫煙、市内大通り・店内・車内などでの吸い殻の投げ捨て。
* 唾を吐く、ゴミ捨て等の行為は罰金、
* 交通規則に関しては罰則が厳しいので注意。(自転車での反対車線走行、自動車および自転車用道路の歩行など罰金)

● 日常会話におけるタブー等
* 多民族国家のため一概には言えないが、国民性は日本人と比べておおらか。
* 白は喪を表すので、特にお祝いの席ではタブー。
* 時計「鐘」は、縁起の悪い言葉「終」と同じ発音なので、贈り物にしないこと。但し腕時計はよい。
* 国名・地名などは現代名で呼ぶこと。特に「支那」、「満州」等とは絶対に言わないこと。
* 「バカヤロー」、「貴様」等、旧日本軍国主義時代の言葉が分かる人もいるので、使わないこと。又、日本語が分からないだろうと中国の悪口を公共の場で言うのは絶対に避けること。
* 中国の政治方針を批判するような論調はご法度。(特に人権・核に関すること等)
* 戦争中の日中関係についての不用意な発言はタブー。

● 警察の信頼度と日本人への対応
信頼できるが、日本語が話せる警察官は少ない。

● 鉄道・バス・飛行機等の発着時刻等の正確さ
列車の発着時刻は普通、正確。バス(長距離定期バス)の発着時刻はほとんど正確(前後約5分間の差)。
飛行機の発着時刻はだいたい時間通りだが、いろいろな原因でよく遅れる。30分間ぐらいの遅れは通常。

● 日本語対応可能な窓口 (大使館・領事館、旅行会社・ツアーオペレーター以外)
* 旅游熱線投訴電話 (団体名称: ネット・ラインクレーム電話)
 TEL: 010-12301
 住所: 建国門外街28号北京市旅游業務管理局内
 営業時間: 月〜金曜 09:00〜12:00/14:00〜18:00
 対象: 一般旅行者
 サービス内容: 旅行者からのホテルやガイドに関するクレーム・苦情を処理する機関。

* 中日友好協会
 TEL: 010-6513-1037
 住所: 台基場大街1号
 営業時間: 月〜金曜 08:30〜17:00
 対象: 一般旅行者
 サービス内容: 中日交流に関する事。一般観光情報の提供。

※その他、北京には中国日本商会(商工会議所)や日本人会、日本人学校等といった日本関連の組織は多数あるが、これらの組織は旅行者のための組織ではないため、旅行者はむやみに連絡しないこと。


【 禁制品 】
● 国外持ち出し禁止品
文物(150年以上の骨董品)、貴重薬材、機密文献、貴重動植物(標本、種子、繁殖材料等含む)、銃、爆薬、毒品、麝香、牛角、虎骨等。
骨董品等の文物を購入する場合には、海外への持ち出しが可能である事を証明する文書を購入先から受け取っておくこと。

● 国外持ち出し規制品
薬、化粧品、金と銀の製品等。禁止されているもの以外は、レシートがあれば問題ない。

● 現地通貨の持ち出し規制
〔外貨〕
US$5,000未満相当の外貨持ち出しは、申告不要。
US$5,000〜10,000未満相当の外貨持ち出しは、事前に中国国内の銀行で「携帯外貨出境許可証」を取得し、さらに出国地(空港、港湾等)の税関で審査を受ける必要がある。
US$10,000以上相当の外貨持ち出しは、上記「携帯外貨出境許可証」を取得後、住所地の外貨管理局において外貨等の収入源・用途等につき審査を受け、更に出国地の税関で審査を受ける必要があります。
必要な手続きをとらないまま外貨の持ち出し制限を超えた場合には、携帯している外貨を没収された上、高額の罰金を科せられる事もあるので注意する。
尚、50グラムを超える金銀、及びその製品についても、同様の制限がある。

〔現地通貨〕
20,000元を超える現地通貨の持ち出しは禁止されている。制限を超えた場合には、没収や罰金等の処分が科されるので注意。
尚、外貨から人民元へ換金した際の換金証明書「兌換水準」が必要となるので、きちんと保管しておくこと。


【 電子タバコ関連情報 】
1) 入国時に電子タバコ/加熱式タバコの持ち込みは可能ですか?
〔回答〕
◎ 本体について
 個人で使用する場合に限り、持ち込み可能。(成人1人につき1つまで)
◎ タバコの葉の部分について
 持ち込みには、制限/条件あり。
 成人1人につき400本(20本入り20箱)以内。

2) 制限や条件を無視して、また持ち込み不可にもかかわらず、電子タバコ/加熱式タバコを持ち込んでしまった場合、罰金や没収などのペナルティはありますか?
〔回答〕
 通常の紙巻タバコと同様、規定量以上を持ち込んだ場合は、没収となる。
 状況によっては、逮捕/拘留される場合もある。(税関の判断による)

3) その他、電子タバコ/加熱式タバコに関しての注意点等
〔回答〕
 レストランや公共の場所での喫煙は、紙巻たばこ同様、禁止されている。


【 その他情報 】
★ 写真撮影に関する注意
 行政区画レベルの未開放地区はほとんどなくなったものの、開放地区とされている市や県の中に部分的に立ち入り禁止区域が設けられていることがあり、外国人にとってはその存在が非常にわかりにくいので、旅行者が「知らなかった」という状況に陥りやすくなっています。
 その典型的な例は「軍事禁区」と「軍事管理区」です。また、これらに区域に指定されていない施設もあります。これらは「軍事施設保護法」によって管理されており、無断で立ち入ったり、写真・ビデオ撮影を行ったりすると違法行為となるおそれがあります。
 この問題の最も難しいところは、中国における「軍事施設」の概念が非常に広く、日本の感覚では「えっ、どうしてここが軍事施設?」と驚いてしまうような場所も軍事施設に指定されていることです。だからこそ、日本人旅行客がうっかり軍事施設に入ってしまい、あるいは写真を撮っていたら軍事施設が写り込んでしまい、身柄を拘束され、罰金を科せられたり強制退去させられたりするケースが起きやすいのです。
 空港、演習場など、「これはもしかしたら軍用建造物かも・・・」と推測できるものもありますが、政府関係施設や鉄道の橋梁、ダム、人民解放軍が経営している病院、退役幹部の住宅・別荘地なども軍事施設として扱われるものがあり、一見してそれとわからないものも多々ありますので、注意が必要です。

 上記の通り、特に軍事関係の施設・設備は写真撮影が厳しく制限されています。また、一般市民や少数民族等による街頭デモなどの政治活動を写真撮影していて、警察官からフィルムを取り上げられた例もありますので十分留意しましょう。

〔参考〕外務省海外安全ホームページ 
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_009.html#menu_3

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