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【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 東アジア

シンセン(深セン) [ Shenzhen ]

中国 [ People’s Republic of China ]中国の国旗

都市別安全情報

一般情報一般情報

●一般情報

◆ タクシー
メーター制。以前は運行場所によりタクシーの色が異なっていたが、現在は市内一体化を図り、青色のタクシーが走行している。

〔初乗り料金〕※2021年2月現在
* 初乗り料金 2kmまで10元、その後 1km毎に2.6元追加。
* 20キロを超える荷物 1件につき0.50元
* 待ち時間1分に付き0.80元
◎空港〜市内中心部:
 宝安空港〜羅湖: 約140元  
 宝安空港〜南山地区: 約70元
※一部のタクシー会社や利用車種などによっては、料金が異なる場合もある。

〔代表的なタクシー会社〕
* 深セン小汽車出租公司 --- TEL: 0755-2557-3827

◆ 特殊な交通規制
車は右側通行で、シートベルト着用が義務付けられている。
車優先思考が強く、歩行中、特に道路の横断には注意が必要。
一般にドライバーは車線を守らない、方向指示を出さない、歩行者保護をしない等、運転マナーが極めて悪い。
又、自転車の事故も多く、これもまた自分では止まろうとしないものが多い。歩行の際は十分に注意すること。
バスや列車の運転も丁寧とは言えず、乗降が済まないうちに発車してしまう場合もある。

◆ 公衆電話のかけ方
コイン式の公衆電話はなく、ICカード式の公衆電話のみ。
テレホンカードの種類: 中国電信(CHINA TELECOM)カード 20元、50元、100元、200元。全国で使用可能。
※近年、携帯電話の普及に伴い公衆電話の需要が少なくなり、公衆電話が容易に見つからない場合がある。

◆ 旅行者立入禁止区域
軍関連施設(軍事禁区、軍事管理区)、未開放地区、立入禁止・禁止入内・嚴禁入内の看板やサインのある場所には立ち入らないこと。誤って立ち入ると連行されることもある(「外国人だから知らなかった」では済まされない)。

◆ 写真撮影禁止・規制場所
* 軍関連施設、空港内、政府関係施設、鉄道の橋梁、一部の博物館、美術館など。
写真撮影が禁止・規制されている場所はたくさんあるが、写真撮影の時は必ず、掲示の看板・サインなどをはっきり確認するように。
* 軍関連施設を写真に撮った場合、連行され事情聴取の上、罰金、写真データを没収されることもあるので、十分に注意すること。
* デモや少数民族の政治活動を写真撮影し、警察官からフィルムを取り上げられたケースもあるので、要注意。

◆ 歓楽街での注意点
* ホテルやタクシー、人力車などで売春等の客引きが行われていることもあるが、中国でも犯罪に当るので注意すること。
* 見知らぬ女性をホテルの部屋に連れていかないこと。中国では売春の取り締まりが大変厳しい。
* 会計が不明朗で高額な料金を請求する暴力バーもある。日本語で巧みに誘ってくるような場合は特に注意。
 公安局、旅游局が指定する以外のカラオケバーへは行かないほうがよい。
* 街中でなれなれしく話しかけてくる人や「日本語を教えて欲しい」など、カタコトの日本語で声をかけて来る人の誘いにはのらないこと。
* 買い物するならば、できるだけ国営の店に入ること。
* 歩行者天国ではスリや引ったくり、置き引き等の盗難が多いので注意する。

◆ 治安の悪い地域
* 人が多く集まる場所。例えば、羅湖税関の前、駅の前、映画館の前、自由市場の中など。
公安による取締りの強化から、数年前に比べると安全に暮らせるようになったが、ほかの各国と同様、スリ、ひったくり、置き引きなどの窃盗犯罪には細心の注意が必要。オートバイに乗車した犯人による路上でのひったくりが頻発している。

◆ 注意すべき慣習等
* 食事中にビジネスの話はしないこと。
* 中国人は知らない人に体を触られるのをとても嫌う。挨拶として背中をたたいたりしないこと。
* 中国では人前で酔うことは最大の恥であるとされるので、行き過ぎた飲酒は慎むこと。
* 出された料理は少し残すのがマナー。全て食べてしまうと「料理が足りない」と思われてしまう。
* 中国人は挨拶の一つとして「吃了嗎?」と聞いてくるが、別に本当に「食事は済んだか」と聞いたわけではないので、食べていなくても「吃了」と答えること。
* 女性に「美しいですね」とほめる習慣はない。下心があるのではと取られるので注意する。又、気軽に女性に触る等は、絶対に避けること。
* 現地の人を刺激するような行動(軍歌を歌う、現地女性を侮辱する)は行わないこと。
* 仏教徒だけでなく他宗教もあるので、その習慣も理解する。

◆ 一般人(旅行者を含む)に罰金が科せられるような条例等
* 外国人は、常にパスポートの携帯が義務付けられている。
* 滞在許可期間を超えた滞在は、罰金に加え強制退去となる。
* 写真撮影が禁じられている場所(軍事施設・関連施設など)での撮影。
 状況によっては、連行・事情聴取の上、罰金が科せられ、写真データを没収される場合もある。
* 禁煙場所での喫煙、市内大通り・店内・車内などでの吸い殻の投げ捨て。
* 唾を吐く、ゴミ捨て等の行為は罰金。
* 交通規則に関しては罰則が厳しいので注意。自転車での反対車線走行、自動車および自転車用道路の歩行などは罰金となる。

◆ 日常生活におけるタブー等
* 多民族国家のため一概にはいえないが、国民性は日本人と比べておおらか。
* 白は喪を表すので、特にお祝いの席ではタブー。
* 時計「鐘」は、縁起の悪い言葉「終」と同じ発音なので、贈り物にしないこと。但し腕時計はよい。
* 国名・地名などは現代名で呼ぶこと。特に「支那」、「満州」等とは絶対に言わないこと。
* 「バカヤロー」、「貴様」等、旧日本軍国主義時代の言葉が分かる人もいるので、使わないこと。又、日本語が分からないだろうと中国の悪口を公共の場で言うのは絶対に避けること。
* 中国の政治方針を批判するような論調はご法度。(特に人権・核に関すること等)
* 戦争中の日中関係についての不用意な発言はタブー。

◆ 警察の信頼度と日本人への対応
まあ信頼できる。但し、特段日本人への対応が好意的ということはない。

◆ 鉄道・バス・飛行機の発着時刻の正確さ
概ね正確。
中国の旧正月と正月は、列車・バス・飛行機等が増便するので発着時刻が変わることがある。

◆ 日本語対応可能な窓口 (大使館・領事館、旅行会社・ツアーオペレーター以外)
深セン日本商工会、日本人学校等の組織はあるが、旅行者のための組織はない。
尚、これらの組織には、むやみに連絡しないこと。


【 禁制品 】
◆ 国外持ち出し禁止品
文物(150年以上の骨董品)、貴重薬材、機密文献、貴重動植物(標本、種子、繁殖材料等含む)、銃、爆薬、毒品、麝香、牛角、虎骨等。
骨董品等の文物を購入する場合には、海外への持ち出しが可能であることを証明する文書を購入先から受け取っておくこと。

◆ 国外持ち出し規制品
薬、化粧品、金と銀の製品等。禁止されているもの以外は、レシートがあれば問題ない。

◆ 現地通貨の持ち出し規制
〔外貨〕
US$5,000未満相当の外貨持ち出しは、申告不要。
US$5,000〜10,000未満相当の外貨持ち出しは、事前に中国国内の銀行で「携帯外貨出境許可証」を取得し、さらに出国地(空港、港湾等)の税関で審査を受ける必要がある。
US$10,000以上相当の外貨持ち出しは、上記「携帯外貨出境許可証」を取得後、住所地の外貨管理局において外貨等の収入源・用途等につき審査を受け、更に出国地の税関で審査を受ける必要があります。
必要な手続きをとらないまま外貨の持ち出し制限を超えた場合には、携帯している外貨を没収された上、高額の罰金を科せられることもあるので注意する。
尚、50グラムを超える金銀、及びその製品についても、同様の制限がある。

〔現地通貨〕
20,000元を超える現地通貨の持ち出しは禁止されている。制限を超えた場合には、没収や罰金等の処分が科されるので注意。
尚、外貨から人民元へ換金した際の換金証明書「兌換水準」が必要となるので、きちんと保管しておくこと。


【 電子タバコ関連情報 】
1) 入国時に電子タバコ/加熱式タバコの持ち込みは可能ですか?
〔回答〕
◎ 本体について
 持ち込み可能。

◎ タバコの葉の部分について
 持ち込みは可能だが、成人一人あたり200本まで。

2) 制限や条件を無視して、また持ち込み不可にもかかわらず、電子タバコ/加熱式タバコを持ち込んでしまった場合、罰金や没収などのペナルティはありますか?
〔回答〕
 没収+罰金が科せられます。

3) その他、電子タバコ/加熱式タバコに関しての注意点等
〔回答〕
 紙巻たばこ同様、屋根のあるレストラン、ホテル、オフィスビルなどの公共の場所での喫煙は、禁止されている。

◆ タバコ事情(紙巻タバコ、電子/加熱式タバコ共)
ホテル・レストラン等の公共の場所(屋内)は原則禁煙。屋外は一部喫煙可。


【 その他情報 】
★ 日本円から現地通貨への両替について
両替は中国銀行、空港内の両替所や香港との境界などで可能。
外国人が利用する三ツ星以上のホテルや高級レストランなどでは、クレジットカード(VISA、MasterCard)が使えるところが多い。JCBも使えるところが増えている。
ATMでクレジットカードによるキャッシングも可能。
アリペイ国際版は外国人も使用可能なキャッシュレス決済。

★ 写真撮影に関する注意
 行政区画レベルの未開放地区はほとんどなくなったものの、開放地区とされている市や県の中に部分的に立ち入り禁止区域が設けられていることがあり、外国人にとってはその存在が非常にわかりにくいので、旅行者が「知らなかった」という状況に陥りやすくなっています。
 その典型的な例は「軍事禁区」と「軍事管理区」です。また、これらに区域に指定されていない施設もあります。これらは「軍事施設保護法」によって管理されており、無断で立ち入ったり、写真・ビデオ撮影を行ったりすると違法行為となるおそれがあります。
 この問題の最も難しいところは、中国における「軍事施設」の概念が非常に広く、日本の感覚では「えっ、どうしてここが軍事施設?」と驚いてしまうような場所も軍事施設に指定されていることです。だからこそ、日本人旅行客がうっかり軍事施設に入ってしまい、あるいは写真を撮っていたら軍事施設が写り込んでしまい、身柄を拘束され、罰金を科せられたり強制退去させられたりするケースが起きやすいのです。
 空港、演習場など、「これはもしかしたら軍用建造物かも・・・」と推測できるものもありますが、政府関係施設や鉄道の橋梁、ダム、人民解放軍が経営している病院、退役幹部の住宅・別荘地なども軍事施設として扱われるものがあり、一見してそれとわからないものも多々ありますので、注意が必要です。

 上記の通り、特に軍事関係の施設・設備は写真撮影が厳しく制限されています。また、一般市民や少数民族等による街頭デモなどの政治活動を写真撮影していて、警察官からフィルムを取り上げられた例もありますので十分留意しましょう。
〔参考〕外務省海外安全ホームページ 
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_009.html#menu_3

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