◆ 飲料水
水道水をそのまま飲まないこと。ミネラルウォーターをお勧めする。
ホテルやレストランで出される氷は注意が必要。
ミネラルウォーター購入時にはキャップがきっちり封印されていることを確認すること。
キャップが閉まっていても目視で不純物が混ざっていると思われる場合には、飲まないこと。

◆ その他
* 衛生管理が十分でないレストランや露店などでは、氷や生野菜もなるべく採らないこと。
高級レストランでも、生野菜はミネラルウォーターではなく濾過水で洗っていると考えておいた方がよい。パキスタンの風土に慣れないうちは、高級ホテルのサラダやカットフルーツで体調を崩すこともあるので注意。

* 日中は気温も湿度も高いので、脱水症状や日射病に十分注意する。

* 賞味期限や消費期限が切れた食品でも店頭に並んでいることが多いので、牛乳など傷みやすい食料品を購入する時には必ず日付をチェックすること。またパッケージに破損がないかも注意して確認する。
消費期限内でも乳製品やジュースが腐敗していることがある。輸送途中の温度管理が粗末であったり、店頭に運び込む際に炎天下に放置していたりするためである。パックが異様に膨張している場合や、一口飲んで味が変な場合には、すぐに破棄すること。

* 夏場の露店でのサモサやカバーブは、傷んだ挽き肉を使用している場合があるので注意。

* 温暖な時期にはB型肝炎や腸チフスが多発するため、滞在中に高熱や腹痛、倦怠感などの症状があった場合には、「たぶん食あたりだろう」と自己判断せずに、すみやかに医師にかかること。

* 蚊に刺されないように注意する。近年デング熱の流行が著しいため、虫除けスプレー等を持参するのがよい。

* 全般に衛生状態が悪く、一般家庭や企業で雇っているスィーパー（清掃人）の衛生観念が低いこともあり、家具の汚れを拭いたのと同じ雑巾でテーブルを拭くようなケースは珍しくない。そのため、外出からの帰宅後や食事・軽食の前には必ず石鹸で手洗いをすることが必要。
　液体タイプの消毒ジェルは各種販売されており、スーパーやドラッグストアで手軽に入手できるので、携帯サイズを携行するとよい。