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【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 中近東

テヘラン [ Tehran ]

イラン [ Islamic Republic of Iran ]イランの国旗

都市別安全情報

一般情報一般情報

●一般情報

◆ タクシー
テヘラン市内でタクシーを利用するには、3通りの方法がある。
1) 政府公認の流し(乗り合い):
 オレンジ一色のタクシー。どこでも乗り降りが自由で、安価で利用できるが、乗り心地はあまり良くない。
 男女同乗可。地元の人の大半はこれを利用している。
 * 見分け方: 「133」のサイン
 * 乗り方: 住所を告げると来る
 * 料金システム: キロ単位で計算(距離により異なる)
 * チップ: 不要
〔代表的なタクシー会社〕
 * 133 TAXI PHONE SERVICE
  TEL: 133

2) テレホンタクシー:
 どの地区にもあり、電話1本で深夜でも利用できる。
 深夜早朝の場合、予約はできるが料金は高い。しかし安全である。
 * 見分け方: 車には特にサイン等がない
 * 乗り方: 住所を告げると来る
 * 料金システム: キロ単位で計算(距離により異なる)
 * チップ: 不要
〔代表的なタクシー会社〕
 * 410 TAXI SERVICE
  TEL: 021-2209-3000

3) 空港タクシー:
 出口を出たところにある事務所で、行き先と荷物の個数を伝えて予約する。料金は高いが安全である。
 * 見分け方: 「AIRPORT TAXI」のサインがある黄色い車体
 * 乗り方: 指定場所で待つ。(呼び出してくれる)
 * 料金システム: キロ単位で計算(距離により異なる)
 * チップ: 不要
〔代表的なタクシー会社〕
 * MEHRABAD & EMAM KHOMEINI TAXI SERVICES
  TEL: 021-5567-8095
〔料金のめやす〕※2021年2月現在
 空港〜市内ホテル: 約1,500,000イランリヤル(日本円で3,500円前後)
※イランリヤルのレートは情勢により大きく変動するのでその都度ご確認を。

★一般に日本人はテレホンタクシーを利用することが多い。長距離タクシーも同様。
 乗り合い、個人契約などで値段の交渉などに不便さは感じるものの、かなり普及している。

◆ 特殊な交通規制等
特にないが、運転手も歩行者も交通ルールは有って無いに等しい。
歩行者はもちろん、車も信号を守らないことが多々ある。
特にテヘランは、他の都市・地域と比べて交通量が多く、かなりのスピードを出して走る車が多いので、横断時は十分注意すること。

◆ 公衆電話のかけ方
街中のキオスクまたはスーパーマーケットでテレフォンカードを購入し、公衆電話に差し込み電話をかける。
ただし、携帯電話の普及に伴い、以前に比べると公衆電話も少なくなりつつある。

◆ 旅行者立ち入り禁止区域
軍関連施設、国境地域には立ち入らないこと。

◆ 写真撮影禁止・規制場所
軍関連施設、国境地帯、経済施設(石油施設、発電施設などを含む)、橋梁、政府関係施設、各国大使館・大使公邸、鉄道・鉄道駅、港湾、空港内外およびイスラム教礼拝所内部、さらには政府高官の私邸であっても許可のない撮影は厳禁。
違反者はメモリやフィルムの没収はもとより、身柄を拘束されることもあるので注意。

◆ 歓楽街での注意点
イランを訪れる旅行者は、イスラム教徒でなくても国内での飲酒は禁止されている。
飲酒という行為そのものをしないよう注意しなければならない。

◆ 治安の悪い地域
* スリやひったくり、強盗には十分気をつける。
* 夜間の外出は極力控えること。特に女性は、夜間、薄暗い路地などの一人歩きは厳禁。
 外出する場合は、徒歩は避け、できるだけ車両等を用いて行動するよう心掛ける。

◆ 注意すべき慣習等
* 黒いアラブの民族衣装をまとった女性に安易にカメラを向けないこと。写真撮影時には許可を得ること。
* 売買春、ポルノ類の所持、賭博等は違法。
* イスラム教の戒律に反する書籍やDVDは没収される。DVDすべてチェックの対象となるため持ち込まないこと。

◆ 一般人(旅行者を含む)に罰金が科せられるような条例等
女性に対して不敬な言葉をかけたり、失礼なふるまいを行うと、拘束や国外退去等の厳しい措置がとられることもあるので注意する。

◆ 日常会話におけるタブー等
イスラムを冒とくするおそれのある言動は、絶対にしないこと。
イスラムに関する話題は、避けるのが無難。

◆ 警察の信頼度と日本人への対応
英語がわからないことが多いため、あまり丁寧な対応はしてもらえない。
また、過去の例として、警察官を装った人物「ニセ警官」が近づいてきて、所持品検査を求められ現金を盗まれたという事件があったため、注意が必要。

◆ 鉄道・バス・飛行機等の発着時刻等の正確さ
出発予定時刻より遅れることが多い。
国内線については、まれに急な欠航もある。

◆ 日本語対応可能な窓口 (大使館・領事館、旅行会社・ツアーオペレーター以外)
日本人会、日本人学校等の組織はあるが、旅行者のための組織はない。
尚、これらの組織には、むやみに連絡しないこと。


【 禁制品 】
◆ 国外持ち出し禁止品
100年以上前の骨董品、手書きの本、石版印刷本、伝統芸術作品、書道作品、細密画が施された文書、コーラン出版委員会の認印がないコーラン、35ミリ映画、国の文化財に指定された楽器、歴史価値のある絨毯

◆ 国外持ち出し規制品
絨毯(一人当たり24平米まで)、政府許可のキャビア(250グラムまで)

◆ 現地通貨の持ち出し規制
なし。国外では、イランの通貨の再両替は難しいので、使いきってしまうこと。

一方、外貨については、入国手続き前に申告を行わなければ、入国時に所持していた外貨が余った場合であっても、そのまま持ち出すことは不可となるので注意が必要。(全て外貨を使いきってしまう場合には、特に問題なし)
外貨の持ち込み、持ち出し規制については、予告無く変更になる場合もあるので、最新情報は駐日イラン大使館に確認するのがよい。


【 電子タバコ関連情報 】
1) 入国時に電子タバコ/加熱式タバコの持ち込みは可能ですか?
〔回答〕
◎ 本体について
 持ち込み可能。

◎ タバコの葉の部分について
 持ち込み可能。

2) 制限や条件を無視して、また持ち込み不可にもかかわらず、電子タバコ/加熱式タバコを持ち込んでしまった場合、罰金や没収などのペナルティはありますか?
〔回答〕
 特になし。

3) その他、電子タバコ/加熱式タバコに関しての注意点等
〔回答〕
 イランでは電子タバコの普及がそれほど進んでおらず、電子タバコに特化した注意点はない。
 紙巻タバコと同じ喫煙ルールが適用される。

◆ タバコ事情(紙巻タバコ、電子/加熱式タバコ共)
ホテルの客室内は禁煙。バルコニーがある部屋は、屋外でのみ喫煙可能。
ホテルによっては、ロビーに喫煙ルームが設置されているところもある。
公共交通機関や銀行、裁判所などの公的機関で喫煙は不可だが、レストランや路上での喫煙に規制はない。


【 その他情報 】
1. 女性の服装に関して
外国人であっても頭にスカーフ(ペルシア語ではヘジャーブ)を被り、身体のラインが見えないようにコートを着用することが義務付けられている。
飛行機の中でもイラン領空内はそういった服装をしていなければならないので、注意すること。

2. 両替について
イランでは、クレジットカードによるホテルやショッピングの支払い、ATMでのキャッシングサービスなどは利用できない
旅行の際は必ず現金を持参すること。
両替所はイマームホメイニ国際空港かテヘラン市内フェルドゥスィ通りに多くある。
ただし、日本円から現地通貨へ両替できる場所はないので、必ずイラン入国前に米ドルまたはユーロに両替して持って行く必要がある。

3. インターネット環境
テヘランなどの大都市の中級以上のホテルであれば、Wi-Fiが利用可能。
ただし、安宿や地方都市のホテルでは、まだ設置されていないところが多い。
また、イラン国内では、インターネット閲覧規制があり、自由にサイトを閲覧することができない。街中にある、カーフィーネット(いわゆるインターネットカフェ)ではパソコンを安く利用でき、閲覧規制のかからない方法で自由に閲覧が可能。
国際空港にはWi-Fiが設置され始めたが、イランの携帯電話番号を持っている人のみが利用できるというのが現状。

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