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【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 中・東ヨーロッパ/中央アジア

モスクワ [ Moscow ]

ロシア [ Russian Federation ]ロシアの国旗

都市別安全情報

一般情報一般情報

●一般情報

◆ タクシー
現在白タクは法律で禁止されているので、タクシーマークをつけた車両はタクシー会社に所属するタクシーか、行政府に届け出をした個人タクシーとなっている。
空港には個人タクシーが多く客引きをしているが、安全面を考えると、ホテルなどに依頼して正規のタクシーを予約するのがよい。
空港にはタクシーの予約窓口がある。
電話で呼び出すほか、最近ではスマートフォンのアプリを利用し呼び出す方法もある。アプリを使ったタクシー会社のタクシーは料金も前もってわかるが、運転手はまず英語を話せないので、トラブルになることもある。
アプリで予約する以外のタクシー会社に依頼する際は、予約時に行き先の住所をきちんと伝えることと、料金の確認が必要。

〔料金のめやす〕※2021年2月現在
タクシー料金は、車種やタクシー会社によって異なる。
* 空港〜モスクワ市中心部(空港カウンターで予約した場合):1,500ルーブル〜
(個人タクシーの場合:最初の30分間は固定料金、30分以降は1分ずつ加算されていく場合がほとんど。支払いはルーブルのみ)
※外国人向け料金を設定したメーターを利用している運転手もいる。
* モスクワ市内の移動:約300ルーブル〜

〔代表的なタクシー会社〕
* YANDEX TAXI: https://taxi.yandex.ru
* MAXIM TAXI: TEL 495-504-2222 https://taximaxim.ru/
* MEW YELLOW TAXI: TEL 495-940-8888 http://www.nyt.ru

◆ 特殊な交通規制等
道路事情が悪く、運転者のマナーもよくない。自動車優先の意識が強く、自動車保有台数も増加しているため交通事故に遭う可能性が高い。運転も乱暴なため、レンタカーは利用しない方がよい。
歩行時も日本とは交通事情が異なることを意識し注意すること。

◆ 公衆電話
最近は携帯電話の普及により、街の公衆電話はほぼ無くなっている。

◆ 旅行者立ち入り禁止区域
軍関連施設、国境地域、工場など。

◆ 写真撮影禁止・規制場所
軍関連施設、空港、鉄道、橋等は写真撮影が禁止されている。
飛行機からの写真撮影についても原則として禁止されている。
公演中の劇場内の撮影も不可。
係員が写真撮影を制止するような事があれば、素直にその場でカメラや携帯をしまうこと。

◆ 歓楽街での注意点
バー、カジノ、レストランでは、スリ、置き引きに注意。またハメをはずして現地の人とのトラブルに巻き込まれないようにする。路上でのひったくり、強盗にも注意。
売春婦の元締めにはマフィアがついているので、関わらないようにする。
また知らない人の家に行ったり、ホテルの部屋に招いたりしない。妙に親切な人にも注意。
休日、祭日は特に若者の酔っ払い(特に集団)に注意する。特に深夜、早朝。

◆ 治安の悪い地域
人通りの少ない場所、裏通り、アジア、アフリカ系の人が多く集まる店、市場、鉄道・地下鉄の車内・出入口付近など。
市内中心よりむしろ地下鉄の最終駅等、警官の目が届き難いところ。
スタジアム周辺。特にサッカーやアイスホッケーの試合がある時は要注意。

◆ 注意すべき慣習等
* ミサなどの宗教儀式が行われている最中にロシア正教会の中に入る際は、必ず男性は帽子を脱ぎ、女性はスカーフ等で頭部を覆うこと。私語は慎むこと。
* 地下鉄のエスカレーターでは右側に立つこと。
* 小銭を用意しておいたほうがよい。お釣りがない場合は購入できない場合がある。
* スーパーマーケットなどの袋に料金がかかる。
* レストランやカフェでは、ウェイター・ウェイトレスがいる場合は10%程度のチップを払うこと。高級レストランでは、サービス料として10%がすでに請求額に含まれている場合もあるため、レシートを確認のこと。カード払いの際にも、その旨を伝えるレストランが増えてきている。サービス料が含まれない飲食代のみの金額をカードで払う場合にも、ウェイトレス、ウェイターが個別にテーブルに担当で付いた場合には、10%程度を現金で置くのがスマートとされている。
* 2013年6月より施行されたロシアの法律により、ホテルやカフェ、レストラン等屋内では、全面的に禁煙となっており、取り締まりが強化されています。
通常、喫煙場所は建物の出入口付近にありますが、建物によっては喫煙所が離れている場合もあります。
ホテルによっては、屋内で喫煙した宿泊者に対し、客室のクリーニング代を請求することもあるのでご注意ください。

◆ 一般人(旅行者を含む)に罰金が科せられるような条例等
* 地下鉄、トロリーバス、バス、路面電車等での無賃乗車や交通違反。
* 空港内、空港セキュリティチェック時などの写真撮影。
* 警察官にパスポートやビザ、住居証明(又は宿泊しているホテルカード)等の身分証明書の提示を求められることがあり、携帯していない場合、地区最寄警察にある入国管理局に連行される。
※仮に警察に止められても、その場で警官が罰金を取るのは違法行為である。通常は、各地区の入国管理局にて罰金の振込用紙をもらい、指示された期限までに国営銀行(СБЕРБАНК)にて支払う。(法律が改正されることもあるので注意。)警官、入国管理官に英語が通じない場合がほとんどなので、緊急な場合は在ロシア日本大使館領事部あるいは総領事館へ連絡、助けを求める。
※バッグなど盗難被害も多いので、パスポートの携行にあたっては、肌身に着けて所持する等、十分な注意が必要。

◆ 日常会話におけるタブー等
昨今のロシアの情勢から、民族意識が高まってきているので、ロシアを非難するような話題はしないこと。
常識の範囲内の言動を心掛けていれば、特に問題ない。

◆ 警察の信頼度と日本人への対応
警察の信頼度は大変低い。
問題があった場合には、在ロシア日本大使館領事部へ連絡し、助けを求める。
警官とトラブルになった際には警官の身分証明書を見せてもらい、氏名を知っておくと領事部へ説明しやすい。
犯罪被害証明書(スプラーフカ)をもらうために所轄の警察所に行っても、必ずしも親切な対応をされるとは限らず、待たせられる事が多々ある。英語は通じない場合がほとんど。必要に応じ、通訳を要求されることがある。

◆ 鉄道・バス・飛行機等の発着時刻等の正確さ
鉄道が遅れることはほとんどない。長距離バスは定刻通りに発着している。市内のバスは時刻表通りには走っていない。
飛行機は天候等によって、遅延や到着空港の急な変更もある。
搭乗口ゲートが変わることもモスクワやサンクト・ペテルブルグでは多々あるので、注意すること。

◆ 日本語対応可能な窓口 (大使館・領事館、旅行会社・ツアーオペレーター以外)
JETRO(日本貿易振興機構) の他、ジャパンクラブ事務局(ロシアNIS貿易会/ROTOBO)、モスクワ日本人学校等の組織はあるが、旅行者のための組織はない。
尚、これらの組織には、むやみに連絡しないこと。

【 禁制品 】
◆ 入出国時の注意
申告が必要とされている品目(下記)を、申告をしないまま簡易検査ライン(通称グリーンライン)を通過しようとして所持が発覚すると、没収、多額の罰金、刑事罰を科せられますので、ご注意ください。
※手続きや規則に関する最新の情報については、在日ロシア大使館又は総領事館に問い合わせる。
・在日ロシア大使館
 TEL: 03-3583-4224
・在日ロシア総領事館
 06-6848-3451(大阪)、011-561-3171(札幌)、025-244-6015(新潟)

◆ ロシア入国時
* 全体価格が10,000ユーロ(航空機以外の場合は、1,500ユーロ)以上の物品、又は、総重量が50kg以上の物品。
 ただし、一品目の重量が 35kg以上の物品は、総重量が50kg以下であっても免税にならないので、申告が必要。
* 外貨、及びルーブル貨、国内外の有価証券及びトラベラーズチェックの合計金額がUS$10,000相当以上
* 一人当たり 250g以上のキャビア (ロシア経済発展省のライセンス要)
* 一人当たり(18歳以上) 3リッター以上のアルコール、50本以上の葉巻、200本以上のタバコ、0.25kg以下のタバコの葉。
 (同じ種類のものを持ち込む場合は、葉巻100本、細い葉巻200本、タバコ400本あるいはタバコの葉0.5kgまで)
* 武器及び弾薬
* 無線電子機器 (ロシア国家通信監督局の許可が必要な無線電話器、無線装置、人工衛星による無線通信等)。
 但し、一時的に持ち込むものは除く。
* あらゆる種類のチョウザメ、及びその製品 (ロシア経済発展省のライセンス要)
※外国人は、ロシア領土においてその一時滞在期間中個人的な使用に供するための物品は関税を支払わずに一時的に持ち込むことができる。(自動車を除く)
 但し、一定期間が経過しても上記の物品がロシア連邦税関の領域から持ち出されない場合、その物品に対し関税及び税金が課せられる。

◆ ロシア出国時
* US$10,000相当以上の現金 (外貨あるいはルーブル貨の合計)
 尚、US$10,000相当以上の現金は、申告書記入だけでなくロシアへの持ち込みを証明する税関申告書が必要。
* 有価証券 (ロシア連邦に持ち込んだ有価証券を除く。この場合は持ち込みを証明する税関申告書が必要)
* US$10,000相当以上のトラベラーズチェック (他の持ち出し物品の価値に関係ない)
* US$25,000相当以上の貴金属及び宝石類。ただし、一時的に持ち出す細工品、生活用品およびそのくずは例外とする。
* あらゆる形態の貴金属及び宝石類。但し一時的に持ち出す細工品、生活用品及びそのくずは例外とする。
* 武器、弾薬及び爆発物
* 麻薬・麻酔剤及び向精神薬とその類似物
* 文化財 (50年以上前に作成された楽器、絵画、彫刻、イコン、古コイン、勲章、メダル、切手等は、文化省の証明書あるいはその物品の持ち込みを証明する税関申告書が必要)
* 有毒物質及び人体に強く作用する薬 (催眠薬、鎮痛剤等)
* 放射性物質
* 絶滅の危機にある野生動植物、その一部及びそれらから生成された製品。
* 250グラム以上のキャビア (ロシア経済発展省のライセンスが必要)
* あらゆる種類のチョウザメ及びその製品 (ロシア経済発展省のライセンスが必要)
* 一台あるいは複数台のラジオ送・受信機からなる技術機械又は補助機械。
 (周波数9khz以上の無線電話器、無線装置、無線航法・確定装置、ケーブルテレビ装置等)
* 国家機密にあたる、又はファシズム、人類・民族・宗教的反感をよぶ、又はポルノ的な出版物、映画、写真及びビデオ資料。
* 生産・商用活動向けの物品で、その合計額がUS$10,000相当以上。

★ 入国、出国のいずれの税関申告書も2枚作成する。申請許可後、スタンプを押された1枚の申告書を渡されるので、自分で保管する。


【 電子タバコ関連情報 】
1) 入国時に電子タバコ/加熱式タバコの持ち込みは可能ですか?
〔回答〕
◎ 本体について
 持ち込み可能。

◎ タバコの葉の部分について
 紙巻タバコ同様、200本まで持ち込み可能。

2) 制限や条件を無視して、また持ち込み不可にもかかわらず、電子タバコ/加熱式タバコを持ち込んでしまった場合、罰金や没収などのペナルティはありますか?
〔回答〕
 超過分は没収となる。

3) その他、電子タバコ/加熱式タバコに関しての注意点等
〔回答〕
 紙巻タバコ同様、レストラン、ホテル、空港、鉄道駅などの公共の場所においては、電子タバコ・加熱式タバコであっても法律で禁煙と定められている。

◆ タバコ事情(紙巻タバコ、電子/加熱式タバコ共)
2013年6月より施行されたロシアの法律により、ホテルやカフェ、レストラン等、公共の場所・建物内では、全面的に禁煙となっており、取り締まりが強化されています。
屋外は喫煙可。屋外や中庭の喫煙所で喫煙が許可されていますが、建物によっては喫煙所が離れている場合もあります。
ホテルによっては、屋内で喫煙した宿泊者に対し、客室のクリーニング代を請求することもあるのでご注意ください。


【 その他情報 】
* 日本円から現地通貨への両替について
空港、市内両替所、銀行で両替は可能ですが、日本円を取り扱っていない両替所も多いので、渡航前に日本でルーブルに両替するか、USDまたはEURを持参することが望ましい。

* クレジットカード
万が一の事故やケガの場合、外資系クリニックであっても保険会社によるキャッシュレス診察が受けられないこともあるので、高額な医療費の支払いのためにもクレジットカードの所持をお勧めします。
VISA、MasterCardであれば、ほとんどの場合において使用可能。
銀行内、高級ホテル内などにキャッシング可能なATM有り。
使用する際に周囲に不審者がいないかどうかの確認も必要。ATM機でのスキミング被害も発生しているため、要注意。
クレジットカードは、大きなしっかりとした店舗・レストランに限って使用するよう心掛けること。
クレジットカードの盗難に遭うと、高額な金額の被害に遭う恐れがある。盗まれてから30分以内に停止しないと不正利用される可能性が高いので、手持ちのクレジットカードの番号や盗難時の連絡先番号を控えておくと良い。

* 従来、公共交通機関の乗車券はそれぞれ購入する必要があったが、現在は地下鉄、路線バス、トラム、トロリーバス、乗合タクシー(市営)の乗車券が共通になっている。
地下鉄各駅には英語表記のある券売機が設置されており、料金も区間ではなく回数(1回券、2回券など、購入日を含めて5日間有効)となっているため、ロシア語ができなくても購入しやすい。
他にも、Suicaや Pasmoのような、デポジットカード「トロイカ」が販売されている。頻繁に地下鉄などを利用する場合には便利。
ただし、路線バス、トラム、トロリーバスは表示がロシア語のみであり、路線も複雑で難しいことから、旅行者にはお勧めできない。
※公共交通機関のルート等は、以下のサイトで確認可能。
 http://msk.rusavtobus.ru/en/
※特に週末にかけて地下鉄駅・レールの改装工事が行われるため、利用できない駅があるので注意が必要。
※まだ運行していない開通予定区間もマークを変えて記載されていることがあるので注意。

* 携帯電話
現地でSIMカードを購入する場合には、通信会社(メガフォン、MTC、Belinne、Tele2等)の正規の店舗で購入すること(その際にはパスポートが必要)。街中で簡易的に販売しているものは、正規のものより安価だが、トラブルに巻き込まれる恐れがある。

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