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デンパサール (バリ島) [ Denpasar Bali ]

インドネシア [ Republic of Indonesia ]インドネシアの国旗

都市別治安情報

インドネシア デンパサール / バリ島における治安情報

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:外務省 海外安全相談センター

一般犯罪の発生状況については、金品を目的とした強盗(タクシー強盗やパンク強盗を含む)、スリ、置き引き等の被害が増加傾向にあります。最近では、銃器等を使用した事案も増えており、今後とも一層の注意を払う必要があります。
 日本人旅行者の被害状況としては、依然として路上でのひったくり、人込みでのスリ(特に路線バス内での集団スリ)やレストランやホテル内のロビーでの置き引きが後を絶ちません。また、刃物を所持した路上強盗、留守宅に忍び込んだ上で帰宅した家人を縛り逃走するといった凶悪犯罪も発生しており、十分な注意が必要です。


■ バリ島における主な日本人被害事例等は次の通りです。
(1) カード賭博詐欺事件
日本人旅行者の被害が後を絶ちません。被害額も高額になってきており、今後も類似の事件が続発することが憂慮されます。

※典型的な手口は次のとおりです。
観光地等で、片言の日本語や流暢な英語で親しそうに「妹が近く日本に留学するので日本の様子を話してあげてほしい」等と話しかけられ、巧みに家に連れて行かれる。暇つぶしにトランプゲーム(ブラックジャック等)に誘われ、更に「これから来るお金持ちの友人からお金を巻き上げよう」と持ちかけられ、旅行者が話に乗りゲームが始まると、最初は勝ち続けるものの、最後には大きく負けてしまう。持ち金をすべて取られ、その上、貸金の回収と称してクレジットカードで貴金属を購入させられる。

(2) 強盗傷害事件
大通りから外れた警備員が配備されていない安宿で、日本人旅行者に対する強盗傷害事件が発生しています。

※被害例は次のとおりです。
空港に到着後、宿泊先のホテルの送迎車(運転手とホテルスタッフが同乗)を利用し、クタ地区の銀行に立ち寄った後、ホテルに向かった。ホテル到着後、同ホテル駐車場において、突然、刃物を持った男数人に襲われ、大怪我を負った上に、現金(100万円相当)を奪われた。

(3) 強引な物売り
クタ海岸では、観光客に有料で髪の三編みやマニキュア等のサービスを押しつける物売りがいます。

※被害例は次のとおりです。
家族で散歩中、大勢の物売りに囲まれ、当初は拒否したものの、髪の三編みを強要され、仕方なく4万ルピア(500円相当)で娘の髪を三編みにして貰ったところ、物売りの要求は次々とエスカレートし、拒否の意思表示にもかかわらず、マニキュア、マッサージを無理やり押し付けられ、半ば脅迫されて代金20万ルピア(2,500円相当)を払わされた。

(4) マジック・マッシュルーム (牛糞の中に発生する「コケ」)
マジック・マッシュルームを経口することにより麻薬を服用したときのような幻覚症状が起こり、時には一時的に記憶を失います。
このコケは一般に販売されてはいませんが、これをオムレツ等に入れて提供する場所があり、現地の青年の案内でこれを食べさせられて無意識状態となり身ぐるみをはがされたり、暴行されたりする事件が時々発生しています。

(5) ベモ (小型乗合バス)
ベモに乗車していた日本人旅行者が、同乗していた現地人から話しかけられた隙に、その仲間に金品・パスポートを盗まれるケースがしばしば発生しています。

(6) 水難事故
犯罪被害ではありませんが、水難事故も少なくありません。
バリ島クタ海岸の波足は早く、日本人を始め外国人旅行者が犠牲となる事故が多発しています。また、遊泳禁止の看板が立っている浜辺は浅くても大変危険です。


■ 緊急時の連絡先
* 警 察: TEL 227711、224111(ツーリストポリス)
* 救急車: TEL 118
* 消防車: TEL 113
* 在デンパサール総領事館: TEL 227628


※このページ内の情報は、外務省「海外安全ホームページ」より引用しております。