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ベトナム ホーチミン / ローカルのフォー屋さんの楽しみ方

掲載日時:2012年04月13日

情報提供:エス・エム・アイ・トラベル・ジャパン株式会社

ホーチミンには、素敵なレストランも多数ありますが、今回は地元料理の定番「フォー」をご紹介いたします。

フォーと言えば米粉から出来た平たい麺に鶏肉や香草がなどが入った、さっぱりヘルシーなイメージをお持ちだと思います。しかし本場ベトナムでフォーと言えば、本来は牛スープで牛肉を食べるもので、さっぱりからこってりまでその種類は様々です。

まずは、お店の壁にかかっているメニューを解析しましょう。

「Thuc Don」=「メニュー」
その下に書かれている「Quan Chu Du」は、お店の名前です。

「Nho」とは「小さい」という意味(このお店では25,000ドン)で、
「Lon」とは「大きい」という意味(同 30,000ドン)です。
どんぶりの大きさもお好みで選ぶことが出来るんです。

「Tai Nam」 --- 半生の牛横腹肉入りのフォー
「Gau Gan」 --- 牛スジ肉の煮込みが入ったフォー
「Ga Bo Vien」 --- Ga=鶏肉と、Bo Vien=牛肉のミートボール入りのフォー
「Tai Bap」 --- 半生の牛すね肉が入ったフォー
「Tai Lan」 --- 牛肉を半生に炒めた焼肉が上に乗ったフォー
などなどです。

このようにメニューをちゃんと読んでオーダー出来れば一番良いのですが、お肉の部位別に名前があったりと、覚えるのは少々大変だと思います。
そんな時は、鶏肉入りなら「Pho Ga」、牛肉入りなら「Pho Bo」とシンプルにオーダーすることも出来ます。

牛肉入りのフォーの総称「Pho Bo」(フォーボー)については、
 レアを希望する場合には「Pho Bo Tai」(フォーボータイ)、
 火のしっかり通ったお肉を希望する場合は「Pho Bo Chin」(フォーボーチン)と呼び分けます。

「Pho Bo Tai」(フォーボータイ)は、生牛肉に熱々のスープををかけて、ピンク色の半生状態でいただきます。半生肉はちょっと心配という方は「Pho Bo Chin」(フォーボーチン)やさっぱりお味の鶏肉のフォーがおすすめです。

そして、ベトナム南部では、どっさりと香草を出してくれるのが一般的です。
目の前に美味しそうなフォーが出てきたら、すぐに食べたくなってしまいがちですが、その前に自己流のひと手間をかけるのが、地元流の食べ方です。

〔地元流の食べ方一例〕
1. リモノフィラ、ノコギリコリアンダー、バジルなど、香草は好きなだけちぎってフォーに入れましょう。
  (茎や痛んだ葉などは、テーブルの下にあるゴミ箱へ)
2. お好みで生唐辛子のスライスを入れたり、レモンを絞りましょう。
3. 卓上の調味料をお好みでどうぞ。
  ニンニク酢を加えたり、チリソースを加えたり、甘い味噌などもあります。
4. 全体をよく混ぜたら、スプーンを使っていただきます。
  (なおベトナムは食事のマナーにはおおらかですが、麺をすすったり、どんぶりに口をつけたりしない方が良いようです)

ちなみに、卓上に揚げパンがあるお店もあります。
揚げパンは別料金ですが、揚げパンをスープに浸して食べるもの美味しいです。

100円前後で大満足の本場フォー。
是非、色々な味にトライしてフォーの新たな魅力を感じていただければと思います。
なお、今回、ご紹介したフォーがお召し上がりいただけるお店は「Quan Chu Du」という名前のお店です。「Nguyen Thi Minh Khai通り」と「Mac Dinh Chi通り」の交差点にあります。通りには「Pho So 1 Ha Noi」(ハノイのNo.1フォーという意味)という宣伝文句が大きく出ているので目立ちます。

お店の壁にかかっているメニューお店の壁にかかっているメニュー

Pho Bo Tai (フォーボータイ)Pho Bo Tai (フォーボータイ)

鶏肉のフォー鶏肉のフォー

どっさりと出てくる香草どっさりと出てくる香草

店内のようす店内のようす

表には大きなカンバンあり表には大きなカンバンあり