昨年3月の海外旅行情報で報告した、「宇宙開発事業団の名刺を使った詐欺事件」の続報
掲載日時:0000年00月00日
情報提供:JNTO ロサンゼルス事務所
本誌2O00年3月15日号で報じた3件の上記詐欺事件は同事業団の報告からその後も当地 (ロサンゼルス)で昨年末までに17件、継続していることが判明。被害者はいずれも日本人 男性で、最近は学生がほとんどとのこと。いずれも同事業団筑波宇宙センターラボに所属す るHeisenberg教授と称する人物による詐欺事件。
手口は写真を撮ってあげる等と言って日本人観光客に近づき、教授と名乗り太陽プロジェ クトに従事しているなどと話をし、日本人観光客を信用させ、コーヒーをおごる。その後突 然財布がないと騒ぎだし、緊急でワシントン等(NASA本部へいくなどと言う)での会合に出 席しなければならないので、日本に帰ったら必ず返すから、空港までのお金を貸してくれな どとして、200〜300ドル程度を借りる。被害者は本人から連絡がないので、名刺の電話番号 に電話して初めて気づく。発生場所及び時間としては、サンタモニカで夕方が多い。
通算すれば、約1年間に20件の詐欺事件、金額もそれほど大きくなく、コーヒーをおごら れたことによる借りがあるとの意識、小道具(名刺やパンフレット)によるお膳立てと見知 らぬ外国での一見親しげな対応に見事にだまされてしまう。
海外個人旅行が増えて、団体ツアーのように添乗員もガイドもいない(当たり前だが)ので、やはり、個人旅行をする以上、海外旅行者一人一人が「自分のことは自分で責任を持つ」 という自覚がなにより大事なことと改めて考えさせられる。
手口は写真を撮ってあげる等と言って日本人観光客に近づき、教授と名乗り太陽プロジェ クトに従事しているなどと話をし、日本人観光客を信用させ、コーヒーをおごる。その後突 然財布がないと騒ぎだし、緊急でワシントン等(NASA本部へいくなどと言う)での会合に出 席しなければならないので、日本に帰ったら必ず返すから、空港までのお金を貸してくれな どとして、200〜300ドル程度を借りる。被害者は本人から連絡がないので、名刺の電話番号 に電話して初めて気づく。発生場所及び時間としては、サンタモニカで夕方が多い。
通算すれば、約1年間に20件の詐欺事件、金額もそれほど大きくなく、コーヒーをおごら れたことによる借りがあるとの意識、小道具(名刺やパンフレット)によるお膳立てと見知 らぬ外国での一見親しげな対応に見事にだまされてしまう。
海外個人旅行が増えて、団体ツアーのように添乗員もガイドもいない(当たり前だが)ので、やはり、個人旅行をする以上、海外旅行者一人一人が「自分のことは自分で責任を持つ」 という自覚がなにより大事なことと改めて考えさせられる。
- ●外務省提供
- ●観光庁提供
- ●厚生労働省 検疫所情報
- ●国土交通省航空局 提供