アメリカ ニューヨーク、ワシントンDC / タクシーでの忘れ物 --- ワシントンDCとニューヨークの比較
掲載日時:2002年08月01日
情報提供:国際観光振興会(JNTO) ニューヨーク事務所
ワシントンのレーガン空港へ向かうタクシーの中に財布を忘れた場合どうなるのか、当事務所職員の体験を基にニューヨークの場合と比較検証してみよう。
まず、置き忘れに気付いて直ぐにレーガン空港のタクシー係員に届けたところ、係員の回答は、「トライステートのどの州のタクシーか分からないと手が打てない」というものだった。
つまり、旅行者は乗車前に三つの州・特別区の内、どこに属するタクシーかを確認しておかないとお手上げだというのだ。
それならばと、各州のタクシーコミッションの電話番号を訪ねると、「自分で411(番号案内)に聞け」という。不親切ぶりが徹底している。
不親切といえば、DCのタクシーでくれる領収書はメーターから打ち出されたものではなく、おまけに会社名も電話番号もない只の白紙に手書きのもので、何の役にも立たない代物である。
また、DCのタクシーはゾーン制で、車によっては料金を吹っ掛けるものもあり、乗車前に金額確認の必要がある。料金的にもニューヨークに比べ割高な印象をうけた。
ところで、ニューヨーク市内のタクシーに忘れ物をした場合はどうか。
ここではタクシー車内にライセンス番号が大書きされており、領収書には連絡先の電話番号、許可番号などがすべて印刷されており、ただちに連絡が取れるようになっている。
同じ米国でも、システム化されているニューヨークと、そうでないDCとでは、乗客へのサービス体制において大きく異なるのである。
われわれの経験では勿論ニューヨークのイエローキャブの用意周到さに軍配を上げる。
このニューヨークの事例では、タクシーの整理係りが拾得したらしく、当人に運絡が入り届けてもらうことができたのは幸いであった。
当所には他にも財布を車内に落とした例があるが、その場合も親切な拾得者から連絡があった。
「アメリカで財布をなくしたら戻ることを期待できない」が、絶対戻らないというのもまた神話であると、ほろ苦い経験から付記したい。
因みに、戻ったケースはいずれも運転免許証などの住所氏名が分かるものが人っていたという事がある。
なおクレジットカードなどは紛失に気付いたとき直ぐに無効処置をしたことはいうまでもないが。
※本記事は「国際観光振興会 海外旅行情報」より転載致しました。
まず、置き忘れに気付いて直ぐにレーガン空港のタクシー係員に届けたところ、係員の回答は、「トライステートのどの州のタクシーか分からないと手が打てない」というものだった。
つまり、旅行者は乗車前に三つの州・特別区の内、どこに属するタクシーかを確認しておかないとお手上げだというのだ。
それならばと、各州のタクシーコミッションの電話番号を訪ねると、「自分で411(番号案内)に聞け」という。不親切ぶりが徹底している。
不親切といえば、DCのタクシーでくれる領収書はメーターから打ち出されたものではなく、おまけに会社名も電話番号もない只の白紙に手書きのもので、何の役にも立たない代物である。
また、DCのタクシーはゾーン制で、車によっては料金を吹っ掛けるものもあり、乗車前に金額確認の必要がある。料金的にもニューヨークに比べ割高な印象をうけた。
ところで、ニューヨーク市内のタクシーに忘れ物をした場合はどうか。
ここではタクシー車内にライセンス番号が大書きされており、領収書には連絡先の電話番号、許可番号などがすべて印刷されており、ただちに連絡が取れるようになっている。
同じ米国でも、システム化されているニューヨークと、そうでないDCとでは、乗客へのサービス体制において大きく異なるのである。
われわれの経験では勿論ニューヨークのイエローキャブの用意周到さに軍配を上げる。
このニューヨークの事例では、タクシーの整理係りが拾得したらしく、当人に運絡が入り届けてもらうことができたのは幸いであった。
当所には他にも財布を車内に落とした例があるが、その場合も親切な拾得者から連絡があった。
「アメリカで財布をなくしたら戻ることを期待できない」が、絶対戻らないというのもまた神話であると、ほろ苦い経験から付記したい。
因みに、戻ったケースはいずれも運転免許証などの住所氏名が分かるものが人っていたという事がある。
なおクレジットカードなどは紛失に気付いたとき直ぐに無効処置をしたことはいうまでもないが。
※本記事は「国際観光振興会 海外旅行情報」より転載致しました。
- ●外務省提供
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