アメリカでは自分の身は自分で守るというのが常識であることを認識し、常に十分な注意を怠らないことが肝要です。

■ ニューヨークにおける主な日本人被害事例等は次の通りです。
ニューヨークでは、ここ数年犯罪件数は減少してきてはいるものの、依然犯罪発生件数は多く(東京のおよそ20倍)、殺人事件等の重大犯罪も発生していますので、注意が必要です。
最近邦人が被害に遭ったケースは以下のとおりです。

(1) スリ、置き引き等
ニューヨークにおいては、空港、ホテル、レストラン及び路上等でバッグ等を置き引きされたり、バッグから財布等をすられる手口の犯罪が発生しているので注意を要します。路上パフォーマンスに見入っているうちに、背負っていたバッグから財布等を抜き取られたり、インターネット・カフェ等で足元に置いた手荷物をいつの間にか盗まれた被害が報告されていますので注意してください。
また、宿泊中のホテルで、外出先から戻ると貴重品はもとよりスーツケースまで盗まれていた被害が発生しているため、ホテルといえども手荷物には十分注意するしてください。

(2) 邦人を狙った白タク
JFK国際空港や空港行きバスターミナル等で、邦人旅行者を言葉巧みに車に乗せ、法外な料金をだまし取る無許可営業タクシー(いわゆる「白タク」)による被害が発生しています。手口等は以下のとおりですので、十分注意してください。
名簿リストのようなバインダーを所持し、出迎えのガイドを装った複数の者が空港出口に待ち構え、到着した邦人旅行者に近寄り名前を聞き出し、又は荷物タグの名前を呼び、あたかも旅行代理店から派遣されたように装い、旅行者を仲間の白タク運転手のところに案内し、乗車させて、降車時に法外な金額を請求しています。
　通常、タクシーでのJFK空港からマンハッタンまでの料金は45ドル程度(チップ、通行料は別)ですが、この白タクでの被害額は1件につき200ドルから600ドルに及んでいます。
　これら白タクは、主にJFK空港の日本航空、全日空、ユナイテッド航空、ノース・ウエスト航空、アメリカン航空の出迎えロビーに出没しており、呼び込みを行う人物は到着した邦人ツアー客に対し「ツアー名」で呼びかけたり、中には旅行者を安心させるため航空会社のバッジを着けている場合もあります。
また、最近では、空港行きバスターミナルにおいてバスを降車時に白タク運転手のところに案内されたという報告もされておりますので、バスターミナル降車時にも注意を要します。

【 白タクの被害に遭わないために 】
このような白タクの被害に遭わないために以下に注意してください。
* ツアーで旅行に参加している場合には、事前に空港送迎がツアー・プログラムに入っているか確認しておく。
* 空港出口では手荷物のタグから氏名やツアー名を読みとられ、白タクの呼び込みに引っかかる可能性があります。従って、出迎えらしき人物が近寄ってきた場合には、安全のため、相手がツアーの詳細を承知しているか確認する。
* 正規のタクシー(黄色いタクシー)を使用する場合は、必ず空港の決められたタクシー乗り場から、同乗り場の案内職員を通じて乗車する。

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■ 緊急時の連絡先
* 警察、救急車、消防: TEL 911 (アメリカ全土共通)
* 在ニューヨーク日本国総領事館: TEL 1(212)371-8222


※このページ内の情報は、外務省「海外安全ホームページ」より引用しております。