1）ミュージカル
フルモンティ…ナショナル劇場にて

1997年、予想を上回る大ヒットとなったイギリス映画「フルモンティ」（すべてすっからかん）が、今度はミュージカルとなってアメリカを賑わせており、新聞･雑誌等でも絶賛されいます。
ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィア、ボストン、ロスアンジェルス、そしてワシントンD.C.のナショナル劇場でも、11月1日から25日まで行なわれる予定です。
（NYはテロ以降、ミュージカル全体の観客数が70%〜30%と激減しているようですが、フルモンティに関しては出演者全スタッフの賃金を25%カットして対応しているようです）

ストーリーは、6人のさえない男性がNYバッファローの鉄鋼所をクビになるという場面から始ります。試行錯誤した結果、最後はストリップダンサーとなり、町中の女性から黄色い声援を浴びる、というもの。見る人を大いに楽しませてくれる事間違いありません。


2）バレエ
くるみ割人形…ケネディ芸術センター＆ワーナー劇場にて
年末が近くなると、なんとなくバレエのくるみ割人形を見に行きたくなるから不思議です。ワシントンDCでも、いくつかの場所で予定されておりますが、その中でも有名な2ヵ所をご紹介致します。

1つ目は、ケネディ芸術センターの中でも2番目に大きいオペラ･ハウスで､12月初旬に行なわれます。
2つ目はワーナー劇場にて400年の歴史があるワシントンバレエ劇団によって12月の週末に公演が予定されています。


3）お芝居
・To Kill A Mockingbird…フォード劇場にて
・A Christmas Carol………フォード劇場にて

第16代大統領リンカーンが暗殺された場所としても有名なフォード劇場にて、11月中旬まで｢To Kill A Mockingbird｣（ものまね鶏を殺すには）が行われております。
原作はピューリッツァー賞、映画はアカデミー賞受賞と大変話題になった作品です。
内容は好奇心の強い子供の目から見た世界となっており、アメリカ風クラシックドラマに仕上がっています。

｢To Kill A Mockingbird｣が終了すると、11月下旬から12月一杯まで｢A Christmas Carol｣（クリマスキャロル）が上演されます。
内容は現在･過去･未来のおばけが主人公を幸せにするという、クリスマスに相応しい心暖まるお話です。


フォード劇場にはリンカーンの座っていたバルコニーが当時のまま残っているので、席によってはバルコニー見えるかもしれません。お芝居のもう1つのお楽しみとしてはいかがでしょうか。