バイエルン地方、なかでもビールの町 ミュンヘンでは、ビアガーデンは市民にとってなくてはならない憩いの場です。
ちょうど２００年前、バイエルン王マキシミリアン一世は、ビール地下倉から直接市民にビールを売ることを許可しました。ただし売るのはビールだけで、食べ物は持ち込み自由。冷蔵庫のない時代には地下倉の上にマロニエを植えましたから、ビアガルテンとはマロニエの木陰でビールを飲み、食べ物は自由に持ち込める庭、ということになります。

ミュンヘンではこうした純粋のビアガルテンが１１０もあり、さらにビアホールやレストランの庭(ここでは食べ物は持ち込み不可)が１１００もあります。今年の夏はビアガルテン２００周年を祝うイベントに出会うことでしょう。
たとえば７月０８日の「英国庭園中国塔ビアガルテンフェスト」、７月２１日の市内「ヴィクトゥアリーエン市場祭り」などでは、バイエルン音楽やダンスの伝統文化に触れることができます。
ミュンヘンのビアガルテンで乾杯プロージット！


※「ビアガルテン祭り」ホームページ
　URL　http://www.200yearsbeergarden.com/en/home/ (ドイツ語、英語他)