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中国 雲南省 / 三江併流・北京十三陵・南京明孝陵、世界遺産に登録

掲載日時:2003年08月01日

情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社

7月02日、ユネスコはパリで世界160ヵ国の代表が参加して開かれた「第27回ユネスコ(国連教育科学文化機関)世界遺産会議」で、中国雲南省西北部の「三江併流(さんじゃんぴんりゅう)」を世界遺産に登録しました。
これは中国で29番目の自然遺産となります。

「三江併流(さんじゃんぴんりゅう)」は 青蔵高原南部の横断山脈に位置し、怒江・爛滄江・金沙江及び流域内の山脈からなっています。
面積は4.1万平方km、世界でも珍しい高山地形で動植物の多種多様な地域で、16の民族・言語・宗教・風俗が共存した稀少な地域でもあります。

7月03日には、北京の十三陵及び南京の明孝陵も世界遺産に登録されました。


※「三江併流(さんじゃんぴんりゅう)」を下記にご紹介いたします。(雲南海外旅游総公司日本部 発信)



■「三江併流」の意味は

「三江併流」は青蔵高原横断山脈南部のにあり、怒江(サルウエン河)、瀾滄江(メコン)、金沙江(長江上流)の3本の川が170kmにわたり、平行しながら川の字のように南下する景色と流域内の山脈で形成された総面積4万1千平方キロの広い範囲とされています。
カ加山、高黎貢山、怒山、雲嶺四つの山を横切る、東アジア、南アジア、青蔵高原を結ぷ地形の変化がもっとも激しい地域、そして、世界の珍しい生物、動物品種が豊富し、16の少数民族が生活する地域で多様な民俗習慣、宗教が共存されています。


■「三江併流」の関係都市

・麗江市(ロコ湖、寧浪イ族自治県、石鼓鎮、虎跳峡鎮など)   ※写真1
・怒江リス族自治州(六庫鎮、福貢県、貢山独龍族、怒族自治県など)
・シャングリラ県、徳欽県、維西リス族自治県


■「三江併流」の八大地域

1. 禽黎蔓凶飽域
高黎貢山と怒山に挟まれている険しい怒江(※写真2)は300kmに渡る大峡谷になっている。
山中にはリス族、怒族、独龍族、白族、普米族など12の民族が暮らしている。
また、このエリアにはベンガル虎、白眉手長猿が生息している。

2. 白馬雪山、梅里雪山地域
高さ6740mの梅里雪山(※写真3)、金絲猴が生息の白馬雪山、北半球一番海抜の低い明永氷河、瀾滄江大峡谷などがある。
桃源境と言われるシャングリラ地帯、高原牧場、高原植物の花が咲き、美しい山々。
ここにチベットの遊牧民が暮らしている。

3. 哈巴雪山地壊
5396mの雪山。亜熱帯から寒帯の植物が全部この山に集中している。金沙江流域の典型的な高山垂直帯自然景観である。
哈巴雪山(※写真4)と玉龍雪山に挟まれている金沙江に15km、高低差およそ3000mの大峡谷、虎跳峡がある。

4. 千湖山地域
シャングリラの小中甸周辺にある金沙江流域の高山湖、高山植物の集中する地域。高原牧場、高原原始林、野生ツツジ、動物がもっとも多い。
高山湖が100以上ある。
(※写真5 --- レッサーパンダ)

5. 紅山地域
シャングリラ金沙江流域。(※写真6)
属都湖、南宝草原、原始林などの自然景色と第三期氷河地質遺跡がある。

6. 雲嶺地域
怒江州蘭坪県内瀾滄江流域にある自然保護区。
原始林は76%に違している。
ここに雲南金絲猴(※写真7)の生息する地域として有名。

7. 老君山地域
麗江金沙江下流流域にある。
高原湖99個もある、野生のツツジ、石楠花は100種類以上ある。
黎明県の独特な地質形態の山も有名。
(※写真8 --- 老君山高山植物)

8. 老窩山地域
シャングリラ維西県、瀾滄江下流流域。
高原牧場、草原、高原湖、高原植物などの自然景観として有名。
(※写真9 --- 老窩山牧場)