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台湾 / SARS関連情報3(台湾観光協会からのお知らせ) (4/15)

掲載日時:2003年04月15日

情報提供:台湾観光協会

台湾観光協会より、台湾への観光渡航についてお知らせ文が参りましたので、ご案内いたします。



2003年4月15日



台湾における「重症急性呼吸器症候群(SARS)」について(4)


台湾行政院衛生署疾病管制局の発表によると「重症急性呼吸器症候群(SARS)」の病例については、2003年4月14日午前現在、可能性例としての患者は23人(うち死亡0人)となっております。
報告された23人のなかで、退院した人数は6名(男性1人、女性2人、性別未確認3人)とされています。

同管制局では3月末にはSARSを法定伝染病と指定して、台湾各地のすべての医療機関に通達し、厳重な監査コントロールを継続的に行うことで、SARS感染状況を常時掌握し、国内での2次感染の拡大を防ぐための警戒ネットワークを台湾全島に構築しているほか、症状や対応策に関するマニュアルなどを配布して随時確認に努めています。

感染者数増加の報告が5日間無いことから、台湾行政院衛生處では、早ければ6月には沈静化する可能性もあることを報道関係者に示唆いたしました。

現在、台湾からSARSの国外感染(Exported Case)及び地域感染(Community Transmission)は一切発生することなく成果をあげていることは世界保健機構(WHO)においても評価を受けており、4月12日に同機構(WHO)にて更新された発表によると、台湾は伝播地域と指定されている他の地域と異なり、米国や英国(ロンドン)と共に伝播が抑制されている地域として特記されております。

しかしながらより徹底した防疫策として、台湾では全ての出入国旅客に対し4月1日より「SARS」健康調査票【入国用(黄色)・出国用(白色)】を空港や機内にて配布し、入国時と出国時の2回提出を義務化しているほか、4月10日より入国者全員に向けて体温測定の実施も開始しておりますので、ご協力くださいますようお願い申し上げます。

また、予防対策としましては、空港をはじめ交通機関や公共施設、病院そして百貨店や国際観光ホテルなどにおいても、施設内の消毒作業や空気清浄機の増設など、防疫対策を行っております。
近隣諸国での感染拡大報道を受け台湾内の民衆も内外の動向について大変懸念しておりますが、人々の生活や現地での観光旅行環境はいたって平常どおりです。

情報が錯綜して混乱されている方も含めまして、多くの皆様にご心配をおかけいたしております。どうか、多面的な情報を得ていくことで台湾における現況をご確認下さいますようお願い申し上げます。 ご訪台に際しまして、ご不明な点及びご質問などございましたら下記までお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。



◆上記に関する問い合わせ先

1) 台湾観光協会 東京事務所 TEL (03) 3501−3591
  台湾観光協会 大阪事務所 TEL (06) 6316−7491

2) 台湾でのSARS最新情報
  台湾 政府行政院衛生署疾病管制局ホームページ(中文・英文)  http://www.cdc.gov.tw/