カンボジアのお正月やお盆の期間中に開催されるカンボジア相撲大会「チャン・バブ」をご紹介いたします。
このカンボジア相撲は、アンコールワットやバイヨン寺院の壁画にもその様子が描かれている伝統的なスポーツ行事です。衣装は古代のアンコール帝国の兵士をモチーフとしており、熱き男達の戦いが繰り広げられます。この行事は、４月のカンボジア正月と９月のお盆の期間に開催される伝統行事で、古くは村人たちの１年の幸福を祝うために行われていました。現在では、村人の娯楽や力自慢の場にもなっています。

近隣のカンダール州、タケオ州、プノンペン市等の各地から、選び抜かれた３０組６０人のカンボジア人男性が参加し、寺院内に作られた土俵の上で熱戦が繰り広げられます。３本勝負で先に背中が土俵についた方が負けというルールで、試合中ボクシングのような軽快なリズムで相手を挑発する選手や、試合後の歓喜のパフォーマンス等も楽しめます。また、観覧用のＶＩＰ席も準備されており、観光協会を通して予約することが出来ます。
以前は正月とお盆の期間中各地で行われていましたが、現在では開催場所が少なくなり、プノンペン郊外のビヒアスア寺院がもっとも有名な開催場所となっています。
なお来年 ２０１２年４月の開催は、４月１４日〜１６日を予定しております。
是非ご覧ください。

■ カンボジア相撲
* 開催場所: カンダール州 ビヒアスア寺院(プノンペンから車で1時間程度)
* 参加対象: 個人、団体、企業グループ
* 人数・規模: グループもしくは個人
* 開催時期: 年２回開催　カンボジア正月(4月中旬)、及びカンボジアお盆(9月下旬)