在カンボディア日本国大使館よりメコン川付近の洪水情報（続報）が届きましたので、お知らせいたします。

　なお、シエムリアプは洪水ではないものの、ここ数日の雨で道路は穴だらけになっております。しかし、現在のところ、一般旅行者には特に影響はございません。


−以下、日本国大使館文章−

大使館から日本人の皆様へ
From the Embassy of Japan to the Japanese in Cambodia

〜洪水情報　第3報〜

　28日午後現在、国道6A号線の橋梁工事を実施している関係者からの電話連絡によれば、プノンペンよりプノンペンより35kmの地点にある24号橋が洪水の影響により陥没したため、現在この道路を使用して同地よりコンポン・チャム方面へは通行不能となった模様で、復旧の見込みは当面無いとの由です。尚、この陥没事故による人的被害はなかった
模様です。


　また、別途27日得た情報によれば、国道1号線はスバイリエンまでは分断されている箇所はなかったようですが、プレイヴェーン側はほとんど海の中を走っている状況で、フェリーの渡し場であるネアックルーンの水位も最高くらいまで上がっている模様です。



　つきましては、以上に加え上流のストゥン・トレン、クラチエ、コンポン・チャム方面及び下流のプレイヴェーン、スバイリエン方面は何れも洪水の影響が出ており（或いは出る可能性が強く）危険ですので、不急不要な渡航は避けて下さい。

他方、週末の断続的な降雨の影響もあるせいか、プノンペンは引き続き水位が上昇しており、危険水位に達しておりますので、邦人の皆様におかれては、引き続き用心を怠らず、災害発生時も大きな被害を避けられるよう、洪水関連情報には細心の御注意をお願いします。

なお、繰り返しとなりますが、事故を未然に防ぐためにも、特に用事等ない限り、極力川沿いに近づかないようにお願いしますと共に、ボートの利用、川遊び等は避けて下さい。



　最後に、28日メコン委員会より得た水位の状況を以下の通りお知らせします。
（単位：メートル、29日以降は予想）

観測地点　　　　　　洪水水位　警戒水位　28日水位　29日　　30日
ストゥン・トレン　　　12.00　　10.50　　11.89 10.99 　10.85
クラチエ　　　　　　　23.00　　22.00　　22.05　　22.19　22.15
コンポン・チャム　　　16.20　　15.20　　15.63　　16.73　15.90
プノンペン（バサック）12.00　　10.50　　10.55　　10.57　10.65
プノンペン・ポート　　10.70　　9.42　　　9.46　　9.52

皆様方で洪水に関する重要な情報を得た場合は、当館へお知らせ下さい。