タイ / タイでのSARS関連情報 (4/11)
掲載日時:2003年04月11日
情報提供:エーペックスインターナショナル株式会社
タイにおける「重症急性呼吸器症候群」(SARS)の対応に関する最新情報を下記にお知らせ申し上げます。
(前回の情報との変更部分については、 赤字 で標記しています)
4月08日、タイ旅行業協会(ATTA)主催による「SARS緊急会議」が行われ、タイ保険省から下記の通り報告が行われましたのでお知らせいたします。
■ SARSについて
*SARSの正体とされている「コロナ菌」は、元来人や動物にも馴染みある菌が突然変異したものと思われる。
*SARSの菌は死にやすいので、石鹸や一般の消毒剤で殺菌が可能。
よって手洗いは予防法としては、とても効果的である。
*菌に感染しても、発病するのは約10%、又、死に至る確率に至っては3〜4%である。
風邪等と同じで、例え菌に感染しても普段から健康に留意していれば何も起こらない人もいる。
(栄養に気を配る、休息を取る、ストレスを溜めない等)
*直接感染は危険ではあるが、間接感染では、発病はしにくい。
・直接感染 --- SARS患者の間近におり、くしゃみをされたりする等。
・間接感染 ---
SARSの疑いのある人が、自分のくしゃみを自分の手で防ぐ。
そのくしゃみを防いだ手でエレベーターのボタンを押し、その手の跡を他の誰かが触れる等。
*万一菌に感染しても、下記の様な場合にはまず発病には至らない。
・その菌が発病に至るほどの量でない場合
・その人が健康である場合(自然治癒力が働く)
・菌が外界に放置された場合(約3時間ほどで、死滅してしまう)
よって、普通の生活から感染する事はまず無い。
■ 空港の状況
感染地域5ヵ国(中国本土、台湾、香港、シンガポール、ベトナム)からの旅客への対応は下記の通り。
1) まず上記5ヵ国から搭乗する旅客は、搭乗される空港にて搭乗前に問診が行われます。
既に発病している人や感染の疑いのある人は、飛行機への搭乗は出来ません。
2) 飛行中の飛行機の中で、タイへ入国予定の全ての旅客に対し、保健省作成の質問表への記入を義務付けています。
(現在の体調や旅行先等についての項目があります)
3) タイへ到着後再び、現地の医師によるチェックが行われ、旅客は下記の3つのグループに分けられます。
(1) 熱等もなく、SARSの疑いの無い人 (そのまま入国が許可されます)
(2) SARSの疑いがあるが、断定的でない人 (24時間隔離され、様子を見る)
(3) 既に高熱、セキ、のどの痛み、呼吸困難等の症状があり、SARSと断定される人
(至急、病院へ移送。X線などの検査・治療を受ける)
-----
この5ヵ国からの飛行機は、現在、全て第2ターミナルの3番、もしくは4番ゲートに着陸する事になっています。
尚、上記診断は5ヵ国以外の国の渡航者とは、別々に行われます。
航空会社は飛行中、乗客にSARSの疑いが生じた場合、速やかに地上に連絡、又、疑いのある乗客を隔離出来る場合には隔離し、出来るだけ外の乗客から遠避ける等の処置を行います。
地上で連絡を受けた空港職員は、医療スタッフの空港待機、救急車等の用意を行います。
この様な対応が効を奏してか、現時点でタイでは国内での感染(LOCAL TRANSMISSION)は報告されておりません。
4月07日付けのWHO発表の「SARS総感染者数」報告によると、タイでの感染者は7名(死者2名)となっていますが、国内感染は未だ報告されておりません。
この病気は感染しにくいこともわかり、タクシン首相は
「5ヵ国に渡航して感染して来た者は例外だが、どこにも渡航していない人のうち、国内でSARSに
感染した人については、治療費全額を国が負担。
死亡した場合には、タイ人には200万バーツ、外国人には100万バーツの援助を行う。」
との発表を行いました。
尚、この治療費は、外国人にも支払われます。
以上、ご参考にしていただければ幸いです。
(前回の情報との変更部分については、 赤字 で標記しています)
4月08日、タイ旅行業協会(ATTA)主催による「SARS緊急会議」が行われ、タイ保険省から下記の通り報告が行われましたのでお知らせいたします。
■ SARSについて
*SARSの正体とされている「コロナ菌」は、元来人や動物にも馴染みある菌が突然変異したものと思われる。
*SARSの菌は死にやすいので、石鹸や一般の消毒剤で殺菌が可能。
よって手洗いは予防法としては、とても効果的である。
*菌に感染しても、発病するのは約10%、又、死に至る確率に至っては3〜4%である。
風邪等と同じで、例え菌に感染しても普段から健康に留意していれば何も起こらない人もいる。
(栄養に気を配る、休息を取る、ストレスを溜めない等)
*直接感染は危険ではあるが、間接感染では、発病はしにくい。
・直接感染 --- SARS患者の間近におり、くしゃみをされたりする等。
・間接感染 ---
SARSの疑いのある人が、自分のくしゃみを自分の手で防ぐ。
そのくしゃみを防いだ手でエレベーターのボタンを押し、その手の跡を他の誰かが触れる等。
*万一菌に感染しても、下記の様な場合にはまず発病には至らない。
・その菌が発病に至るほどの量でない場合
・その人が健康である場合(自然治癒力が働く)
・菌が外界に放置された場合(約3時間ほどで、死滅してしまう)
よって、普通の生活から感染する事はまず無い。
■ 空港の状況
感染地域5ヵ国(中国本土、台湾、香港、シンガポール、ベトナム)からの旅客への対応は下記の通り。
1) まず上記5ヵ国から搭乗する旅客は、搭乗される空港にて搭乗前に問診が行われます。
既に発病している人や感染の疑いのある人は、飛行機への搭乗は出来ません。
2) 飛行中の飛行機の中で、タイへ入国予定の全ての旅客に対し、保健省作成の質問表への記入を義務付けています。
(現在の体調や旅行先等についての項目があります)
3) タイへ到着後再び、現地の医師によるチェックが行われ、旅客は下記の3つのグループに分けられます。
(1) 熱等もなく、SARSの疑いの無い人 (そのまま入国が許可されます)
(2) SARSの疑いがあるが、断定的でない人 (24時間隔離され、様子を見る)
(3) 既に高熱、セキ、のどの痛み、呼吸困難等の症状があり、SARSと断定される人
(至急、病院へ移送。X線などの検査・治療を受ける)
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この5ヵ国からの飛行機は、現在、全て第2ターミナルの3番、もしくは4番ゲートに着陸する事になっています。
尚、上記診断は5ヵ国以外の国の渡航者とは、別々に行われます。
航空会社は飛行中、乗客にSARSの疑いが生じた場合、速やかに地上に連絡、又、疑いのある乗客を隔離出来る場合には隔離し、出来るだけ外の乗客から遠避ける等の処置を行います。
地上で連絡を受けた空港職員は、医療スタッフの空港待機、救急車等の用意を行います。
この様な対応が効を奏してか、現時点でタイでは国内での感染(LOCAL TRANSMISSION)は報告されておりません。
4月07日付けのWHO発表の「SARS総感染者数」報告によると、タイでの感染者は7名(死者2名)となっていますが、国内感染は未だ報告されておりません。
この病気は感染しにくいこともわかり、タクシン首相は
「5ヵ国に渡航して感染して来た者は例外だが、どこにも渡航していない人のうち、国内でSARSに
感染した人については、治療費全額を国が負担。
死亡した場合には、タイ人には200万バーツ、外国人には100万バーツの援助を行う。」
との発表を行いました。
尚、この治療費は、外国人にも支払われます。
以上、ご参考にしていただければ幸いです。
- ●外務省提供
- ●観光庁提供
- ●厚生労働省 検疫所情報
- ●国土交通省航空局 提供