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インド [ India ]

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国別現地だより

インド デリー / デリーの交通事情

掲載日時:2001年06月08日

情報提供:株式会社コックス アンド キングス ジャパン

少しデリーが変わってきたかな、と思うのは気のせいだろうか。
デリーと言えば、世界でも有数の公害都市。
街の交通手段は車(車輪がついて道路をはしっているもの)しかないのだから、
仕方がないと言えば仕方が無く当然といえば当然だろう。
道路一杯に自転車から大型トラックまで縦横無尽に走っている。
自転車、人力車、リヤカー、オートリキシャー、乗用車、バス、トラックと
何が走っていても誰も止めるものはいない。
そのなかでも、公害を撒き散らしていた(る?)のが、オートリキシャー、
国産車、バス、トラック。街を歩いていると、絶対自分の肺が汚れていくのを感じる。

そんなデリーでも、公害を減らそうとする法律が発せられた。
「CNG(Compressed Natural Gas)」「Euro-供弋制。要するに排気ガス対策。
体に悪いガスを出す燃料は使えなくしたものである。それは良い!!のだが、
実際は困る人がたくさんいる。
決断した最高裁判所はこれを2年前に2001年4月1日からの適用として
発令していた。
が、たかをくくって車両会社関係者は2001年4月1日になっても何とかなると
全然処置をしていなかったらしい。
ところが、4月1日に近づくにつれ、頑固たる(というか当たり前)
最高裁判所の決定に車両会社は慌て始めた。
結局度重なる折衝の挙句、9月30日までに変えるという認可をとった車のみ、
今も道路を走っている。
何故、こんなに騒ぎになるのかというと、CNGキットはそのものが高く取り付け料も
今や高騰して、車両会社には全ての車両に対してとても負担が
できるものではないらしい。
しかし、随分前から猶予期間があったのだから準備をすればよいのに、
ぎりぎりまで何もしようとしなかった方が悪い、と思うのだが、そこがお国柄、
これこそインド。
とにかく、そのようなバスやオートリキシャーが一斉排除され、
足を奪われ一番困るのは一般庶民。
というわけで、9月までの絶対期限が今回与えられたわけである。

9月になるのが楽しみである・・・・・と思うのは私だけだろうか。
何が起きるのかインドという国を楽しむには絶好のチャンスである。
それでも最近、CNGと大きく車体につけて街を走るオートリキシャーや
バスが増えてきた。


2001年5月
株式会社コックス アンド キングス ジャパン
インド・デリー駐在
米山 佳奈子