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メキシコ / メキシコの鉄人が行く! 旅日記 〜 世界的に有名なメキシコ人建築家「ルイス・バラガン」三昧

掲載日時:2007年08月17日

情報提供:株式会社メキシコ観光

世界的に有名なメキシコ人建築家「ルイス・バラガン」の建築物の詳細説明!!
既にご覧になった方も、まだ見学してない方にもよくわかる「バラガン建築物」の詳細説明をじっくりとご紹介いたします。

■ Capilla de las Capuchinas (カプチーナス礼拝堂)
この礼拝堂は、メキシコシティ中心地から車で約40〜50分南に行ったトラルパンという街にあります。
入口は礼拝堂とは思えないごく普通の建物。しかし中に入った瞬間、印象ががらっと変わります。
黄色い網状の壁を抜け綺麗な中庭に出ると、白色の大きな壁に大きな白色の十字架が。
綺麗な水盤等を見学後、礼拝堂へ。うす暗い入口から見える中の礼拝堂は黄金色に輝き、太陽の光はこれほどまで美しいものだったのかと思わせるほどです。
高い天井、黄金色の光、ピンク色とオレンジ色の壁。。。礼拝堂にはふさわしくないと思うピンク色の壁ですが、何故かここはこの色でないと合わないと思わせるのも、バラガンのトリックではないかと思ってしまうほどです。

■ Las Arboredas(アルボレダス)地区
メキシコシティ北部に位置するアルボレダス地区には、ルイス・バラガンが高級住宅地に作った建築物があります。
「ベベデーロ」という馬が水を飲む水のみ場や、カンパナリオという噴水。この地区は高級住宅街という事もあり今でも馬を飼っている家はありますが、現在、そのベベデーロには残念ながら水は無いため、今では馬も水を飲む事が出来なくなっています。
しかし建築物としては、考えられない高さの白壁。馬の水のみ場のためだけに、なぜこの様な高い壁を作ったのか謎ですが、見る人によっては素晴らしい建築物との事です。

■ さらにその奥にある「Cuadra San Cristobal」(クアドロ・サンクリストバル)へ。
アルボレダス地区からさらに北に10分弱でLos Crubes(ロスクルベス)地区に到着します。
このロスクルベス地区は、アルボレダス地区よりさらに高級住宅地として作られた場所で、中に入るのには許可が必要です。この許可を取るのが大変! 運が良ければ見せてもらえるといった感じです。
又「クアドロ・サンクリストバル」があるロスクルベス地区には、他にも住宅があるため、許可を持っていながらもこの地区に入るため入口でかなり厳重にチェックがあります。
やっとの思いで門をくぐり、とても静かな道を豪華な家を眺めながら約3分弱歩くと茶色の噴水が見えてきます。これが「FUENTE DE LOS AMANTES」(フエンテ・デ・ロス・アマンテス)です。豪快に水が上から落ちてくる、しかし心地良い水の音が「クアドロ・サンクリストバルへの入口にようこそ」と言ってくれている様にも感じます。
更に歩くこと2分弱で、ピンク色の壁が見えてまいります。これが「クアドロ・サンクリストバル」です。ここでもチェックを受け、やっとの思いで中へ入ると、白壁の「エゲルシュトレーム邸」が見え、そこをさらに歩いて白い壁を抜けると突如、茶色・ピンク・紫色の厩舎が現れます。厩舎といえどもかなり大きな建物です。
何でもルイス・バラガンは相当の馬好きだったため、日本では到底考えられないこの様な建築物が完成したとの事です。

そしてメキシコ人にも有名な「Torre Satelite」(サテリテ・タワー)もバラガンが造った建物です。メキシコ人で知らない人はいないこのタワーは、建築家やデザイナーからも大変評価の高い建築物として、市民のシンボルマークにもなっています。


まだまだ他にもバラガンの建築物はたくさんありますが、とりあえずお気に入りの3つを取り上げてみました。
続編にどうぞご期待ください。