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メキシコ / メキシコの鉄人が行く! 旅日記 〜 メキシコ湾岸の港町「ベラクルス」と世界遺産の古都「トラコタルパン」 〜

掲載日時:2007年11月22日

情報提供:株式会社メキシコ観光

メキシコ湾に面し、スペイン軍が最初に上陸した街としても有名な港町「ベラクルス」と19世紀の繁栄の面影がそのまま残る古都「トラコタルパン」。
ここ最近メキシコ内で注目されているデスティネーションをご紹介いたします。

1) ベラクルス市 (VERACRUZ)
港に沿った大通り「マレコン」を始め、道路が碁盤の目に整備されているため、かなり歩きやすい街です。
市内には乗り降り自由の観光バス「トゥリバス」(TURIBUS、メキシコシティでも走っています)が木〜日曜のみ運行しておりますが、メキシコシティと違う点は日本語のガイドテープ無い事でしょう。

又、これとは別に、ケーブルカーの形をした小型観光バスも走っています。
出発場所も港の波止場の向かいという大変わかりやすい場所から出発しています。 一人 50ペソで「ベラクルスの港」(要塞は行かない)と「BOCA DEL RIO」を走り、約35分ほどで出発地に戻ります。途中で降りたい場合は頼めば降ろしてくれます。
尚、月曜日は博物館も要塞も閉まっておりますので、ご注意ください。


2) ボカ・デル・リオ(BOCA DEL RIO)
ベラクルス市中心部から15kmほど離れた、ビーチエリアです。
建設中のホテルやマンションが多数あり、これからさらに開発が進み賑やかになっていく兆しが感じられます。
海岸は日本のように黒い砂浜のため、見た目はさほど綺麗ではありませんが、波も穏やか、かつ距離が長いので、アカプルコとはまた一味違った感じがいたします。
海沿いの道が綺麗に整備されているため、さわやかなドライブをお楽しみいただけます。
ショッピングセンターも何軒かありますので、ここを拠点に長期滞在し、色々な場所を回るのも楽しいでしょう。
又、ここにはWTC(コンベンションセンター)もあります。ベラクルス州が今後、イベント関係の誘致を見据えているものと思われます。
尚、旅行ガイドブック等にも掲載されている水族館近くの「オルノス ビーチ」付近は人が多く、かつ水も汚いため、あまりお勧め出来る様な感じではありません。


3) トラコタルパン(TLACOTALPAN=世界文化遺産)
ベラクルス市内からバスで約2時間30分のところに位置するここ「トラコタルパン」の町は、コロニアル調のメキシコによくある感じの街並みで、ゴミ箱が多く綺麗に清掃・整備されています。
街は徒歩で十分回れるくらいの規模。又、ベラクルスからのバスも街の中心近くに到着するため、荷物が少ない場合はにホテルまで徒歩で行く事が出来ます。
(※ホテルは、町の中心付近に集まっています)
実際、この町でタクシーに乗る事はあまり無いと思われます。

これといった街の見所も無く、他のコロニアル街同様、街歩きや雰囲気を楽しむといった感じです。のどかな田舎の風景は、とても心が和みます。
そしてここ「トラコタルパン」に来たら必ず体験してもらいたいのが、ボートでの「川下り」。料金は二人で80ペソで、所要時間は約30分ほど。
川沿に面した綺麗な家々が見られる他、豊かな自然を肌で体感出来、地平線の見える景色を眺めていると時がゆっくりと過ぎて行きます。
乗り場は、POSADA DONA LALAから川沿いにバス停方面に行き、歩いて一分ほどのところです。

又、川辺にはレストランが数軒あり、新鮮なシーフードが自慢です。
メニューはタコ墨料理や、MARISCOS TUMBADOSという魚介類のミックスの炊き込みご飯等があり、ボリュームも満点。
それ以外にもソカロ広場付近には、レストランやカフェがいくつもあります。

全般的にトラコタルパンは観光客が非常に少なく、メキシコの田舎ののんびりした雰囲気を満喫したい方には超おすすめ。村人も皆とても親切、そして治安の良さもあいまって、嫌な感じは全くと言っていいほどありません。


ベラクルスからトラコタルパンへ向かう移動途中の景色も、左にはメキシコ湾が見え隠れし、右には広い草原や森林、大きな湖やパパロアパン川、アルバラードの綺麗な街並みなどが見える等、全く飽きる事のない風景が広がってます。
ちなみに日本人には一人も会いませんでした。日本人の行かないところで癒されたい方にお勧め!です。