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メキシコ [ United Mexican States ]

メキシコの国旗

国別現地だより

メキシコ / 魅惑のメキシコ料理を求めて その1

掲載日時:2004年08月20日

情報提供:株式会社メキシコ観光

メキシカンフードと言えば何が思いつくでしょうか?
アメリカ・メインランドを旅行していて、少しおなかが空いたときやお財布が寂しいときに、ついついふらっと入ってしまうタコベルのタコスやバハフレッシュのブリトー、はたまたエル・ポージョ・ロコのチキンなど気軽に食べれるファーストフード、お手軽で庶民の味、はたまた多少ジャンクフード的なイメージがメジャーではないでしょうか?
ところがどっこい、実際メキシコの地を踏み、各郷土の食を味わい、認識が一転してしまいました。
メキシコはまさに食の宝庫といっても過言ではありません。

そこで、今回からは自称グルメの皆様に、メキシコに訪れるとき、これだけは絶対外して欲しくない食の地域とその郷土料理、また、これを食べるとメキシコ料理を知っているとお友達に自慢できるような”通”の一品を紹介いたします。
メキシコシティ発美食ツアーの旅をどうぞ存分にお楽しみ下さい。


〜世界最大の都メキシコシティ〜

首都メキシコシティでは、郷土料理を含め、一流のシェフが腕を振るうメキシコ料理が楽しめます。
メキシコのスープにハズレは無い!と言っても良いくらい全て美味しいです。
その中でもメキシコシティでぜひ味わって欲しいのが、歴史ある『アステカスープ』。
別名トルティージャスープとも呼ばれ、広くメキシコで親しまれています。
メキシコの太陽の恵みをたっぷり受けた甘ずっぱいトマトをベースにチレをきかせ、仕上げにカリカリに揚げたトルティージャを散らします。
スプーンですくうとアボガドやチーズなどに隠れて、香ばしい揚げトルティージャが顔をだす、お腹も大満足のスープ。
素朴なトウモロコシの香りを楽しみながら、古きアステカ時代に思いを馳せてください。


〜メキシコ料理の発祥地プエブラ〜

プエブラはメキシコシティからバスで2時間、美しい教会が見所のヨーロッパの面影を彷彿とさせるコロニアル都市です。
ここのイチオシ料理はなんと言っても『モレ・ポブラーノ』。
モレとは数種類の唐辛子にアーモンド、シナモン、チョコレートなどをまぜたメキシコ料理の最高傑作と言われるソースです。
柔らかく煮こんであるチキンにこのチョコレート色のソースがたっぷりかかる料理なのですが、このモ-レ、大変にくせものなのです。はじめは唐辛子がピリッと辛く、しかもカカオの風味が口の中いっぱいにひろがるので、何とも新しく、奇妙な味ですが、一口二口とすすむごとにそのバランスが、何とも美味で、モレの甘い誘惑にまんまとはまるのです。
食べれば食べるほどもうあなたはその味の虜。魅惑の味モーレ、ぜひぜひご賞味あれ。

もう一つ、ぜひこの地で味わって欲しいのが、独立記念日を祝う料理『チレス・エンノガタス』。
大ぶりのピーマンといったようなチレに豚や鳥などのひき肉、レーズン、果物などを詰め胡桃の生クリームをかけ季節のザクロの実をちりばめ、コリアンダーをあしらったもの。
まあ見た目にも大変洗練された、さながらメキシコ料理の宝石のような食べ物です。
ちなみにこの料理、クリームの白、コリアンダーの緑、ザクロの赤でメキシコの旗に見たてられています。
こくのある胡桃のソースと、ひき肉、レーズンなどの甘みが絶妙に合い、口の中で、ザクロの実が時々プチプチと楽しく口に運ぶたびについつい笑みがこぼれるような、華やかなメキシコ料理です。
ザクロが手に入りにくいことと、独立記念日のハレの料理だということで、めったにお目にかかれない限定メニュー!これは狙って行くしかない!
プエブラでチレス・エンノガタスと出会い、コロニアルな街の風景を楽しみながら、つかの間の贅沢をこころゆくまで味わいください。
特に夜はライトアップされた町並みがいっそう美しく、より贅沢な気分でお食事をお楽しみ頂けます。

それでは、BUEN PROVECHO!!!!