---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- カリブ・中米

メキシコ [ United Mexican States ]

メキシコの国旗

国別渡航先速報

メキシコ / プエブラ州で発生した地震の影響について‐続報4

掲載日時:2017年09月21日

情報提供:株式会社ウニベルツール

現地時間2017年9月19日(火)の午後、メキシコ中部で発生した大規模な地震に関し、メキシコシティ、プエブラ、モレロス州の現状を以下にご報告いたします。
現在、該当地域にご滞在中の方、また近日中にご旅行をご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。

■ メキシコシティ、プエブラ、モレロス州の現状
◎ モレロス州(死者73人)
* 現在、クエルナバカ市などでビルの崩壊が確認されております。
* JOJUTLA市がモレロス州では一番ダメージを受けており、住居や商店等約356箇所が崩れたと報告されております。

◎ プエブラ州(死者43人)
* プエブラ市では、様々な教会がダメージを受けております。
* その他、プエブラ州の様々な都市で200の住居崩壊が確認されております。
* プエブラ州在住のガイドに確認したところ、プエブラ市の主な観光箇所は小規模のダメージのみで、観光に関しましては可能とのことです。
 但し、場所によっては、入場が一時的に不可能となっている場所もあります。

◎ メキシコ州(死者13人)
* 主にトルーカ市やエカテペック市にて、壁が倒れたりと、細かいダメージが確認されております。
* メキシコシティ国際空港閉鎖中は、様々な航空会社のフライトがトルーカ空港発着に変更となりました。

◎ メキシコシティ(死者106人)
* 様々な地区でビルの崩壊などが確認されています。
 現時点で38のビルが崩壊、又はダメージを受けているとのことです。
* 未だ停電や断水となっている地域があります。
 しかし、メキシコシティの主な地区では、電気、水道などのサービスは復旧しております。
* なお、場所によってはガスの供給が停止しているところもあります。
 (ガス漏れによる、爆発を避けるため)

◎ 観光箇所について
* 本日弊社で調査いたしましたが、テオティワカン遺跡やその周辺では大きな問題は発生しておらず、観光は可能となっております。
* 人類学博物館は、建物の安全性などの確認を理由に現在閉鎖中です。
* ソカロ広場とその周辺では、カテドラル大聖堂が建物の安全性の確認のため、現在閉鎖しております。
* グアダルーペ寺院は、エリアにより一時的に閉鎖しておりますが、メインの寺院は観光可能です。
* その他、美術館や博物館などには大きなダメージがなく、本日、もしくは遅くとも今週末より通常営業に戻る予定です。

◎ インフラについて
* 市内いくつかの道路や橋に被害があり、通行止めとなっておりますが、観光などに影響はありません。
* 停電による信号機の停止により、渋滞が常に発生しております。
 現地でのオプショナルツアーなどは、出発時間を少々早めにするなどの対応がとられております。

◎ 交通機関等
* 地下鉄は一時全線運休になりましたが、夜にかけてサービスを再開いたしました。
 本日(9月20日)も全線運行されております。
* メキシコシティの空港は一時閉鎖となりましたが、昨夜(地震当日)フライト着陸フライトの受け入れが再開され、現在では通常通りに営業しております。
 本日(9月20日)の発着も通常通りで、遅延なども少ない状況です。
 しかし、空港自体は少々混雑しておりますので、利用の際は早めに空港へ到着する必要があります。

◎ その他
* 一般の生活インフラについては、現在、被害を受けた上記州や市などの学校が今週は授業中止と決定されております。
* 主な病院は通常通りに営業を行っており、被災者の受け入れを積極的に行っております。
* スーパーマーケットやショッピングセンターでは、場所により建物に損傷があり、通常通りの営業を行っていない場所もありますが、基本的には営業しております。
* 金融機関は通常通り取引を行っております。
* 多くのホテルで現時点で大きな被害の発表はなく、通常通り営業しております。
* 市内レストランでは、衛生面を第一に考えての営業を行っております。
 営業時間は場所により様々です。
* タクシー、バスなど燃料の確保が今後困難になり運行しない場合も考えられます。
 しかし、現時点では通常通り運行しております。(地下鉄も同様)

* 治安に関しては、援助を目的とした緊急事態宣言が発令され、軍が出動しております。
* 現時点で略奪行為などの発生は少なく、市民を含め人道的な支援活動が優先して行われています。
* 観光客には出来る限り、夜遅くの外出は念のため避けるよう、また日中でも十分行動に気をつける必要があります。

日本からの救助隊の到着も予定されており、今後の都市回復へのスピードが早まると期待しております。