現地時間 ２０１２年６月２７日(水)、アルゼンチンでは国内最大規模の組合員を有するトラック運転手の労働組合の全国規模のストライキにより国内の物流・運輸網が一時的にストップし、またブエノスアイレス各所にて大規模デモが行われるものの、観光に大きな影響はないものと予想されておりました。

ところが急遽、空港の航空機整備士と荷物の積み下ろしを行う労働者の両組合が、このストライキに合流することになりました。
これにより、航空機の直前点検および荷物の積み下し業務ができなくなるため、６月２７日(水) １２:００〜１８:００の時間帯は、アルゼンチン国内の全空港において
　* 国際線は到着可能も、出発は一切不可
　* 国内線は発着ともに一切不可能
となります。

現時点では、ストは上記時間のみの予定のため、午前中および夜間のフライトに支障はないものと考えられますが、フライトの順延や遅延、空港内あるいは空港に向かう道路での混雑といった影響が考えられます。また組合側に対し政府が折り合いをつけられなかった場合、ストが延長される可能性もあります。

現在、現地に滞在中のお客様への影響としては、
　* 市内で行われる大規模デモにより、市内観光のルートが変更される
　* ６月２７日 １２:００〜１８:００のの国際線出発便、国内線発着便を利用予定の方は、大幅な日程変更を余儀なくされる
といったことが予想されます。

上記情報は、現地の報道機関の情報をもとにした想定にすぎず、スト発生後にどのような事態が発生するのかは、当日になってみなければわからないというのが現状です。ただ現時点では、ストが事前に回避される可能性は極めて低く、スト当日は航空便にかなりの影響が出ることは避けられない模様です。
なおアルゼンチン航空など航空各社の中には、既にいくつかの午後便を午前や夜間の時間帯にスケジュール変更や振り替えを行っているケースもあるため、現地６月２７日の午後のフライトについては、最新情報に十分な注意を払う必要があります。

当日、アルゼンチンを離発着するフライトをご利用の方、また現在現地にご滞在中の方は、最新情報に十分ご注意ください。


※参考: ARGENTINA 2000公式サイト (国内主要空港のフライト情報がご確認いただけます。)
　http://www.aa2000.com.ar/ (英語、スペイン語)