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ペルー [ Republic of Peru ]

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ペルー / 「非常事態宣言」の発令に伴う影響について

掲載日時:2003年05月29日

情報提供:株式会社ラティーノ

ペルーでは、先々週より教職員組合の人達により、給料の引き上げを要求する全国的規模でのデモが行なわれております。

これを受けまして、5月26日の 22:00にペルー政府より「緊急事態宣言」が出されました。
「緊急事態宣言」とは、ペルー国内にて全てのデモ行進を禁止し、それを行ったものは否応無しに逮捕されるというものです。
現在街中では警察官に加え、若干の軍隊も警備にあたっています。


これを受け、リマ市内の観光スポットをチェックしましたが、今まで観光を妨げていたデモが一切無くなっているため、街中は静かになっており、観光関係の人間(ホテル、博物館、教会等)は、逆にこの宣言を歓迎している様です。

リマ市内の交通期間は通常通り運行され、道の封鎖等は一切行われておりません。
博物館、教会、露天、土産物屋等も全てオープンしており、街中の様子はいつもと全く変わりありません。物乞いまで、いつもと同じ様に見受けられます。

クスコ市内も本日は通常より静かで、観光も通常通り行われているとの事です。

プーノは、以前行われていた道の封鎖やデモ行進がなくなりましたが、街中の店の半分が閉鎖され、広場等で集会が若干見られるとの事です。

クスコ→プーノ間、プーノ→ラパス間の道の封鎖も解除され、通常通り移動に問題は発生していないとの事です。


今のところ、観光客に対する被害等出ておりませんのでご安心下さい。
観光中、デモや警備等によって日程及び時間の変更等生じる可能性もございますが、その都度ご連絡させていただく次第です。


この非常事態宣言は30日間続きますが、状況によっては延長される場合もございます。
ペルー国内の小さな地方都市では、警察官の数が足りないため、街中での混乱が若干みられますが、これも軍隊等がリマから送られ、早々に押さえられる事になる様子です。


今後、また新たな情報が入りましたら、ご連絡申し上げます。