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オーストリア ウィーン / 「リヒテンシュタイン美術館」の多彩なプログラムご紹介

掲載日時:2006年05月17日

情報提供:オーストリア政府観光局

リヒテンシュタイン美術館は、2004年3月末から再びウィーンにおいて一般にオープンされました。
当館では、個人コレクションの中で価値と規範において世界でも最高級とされているリヒテンシュタイン侯爵「ハンス・アダム二世」のコレクションを、4世紀を経て収集された5世紀からのヨーロッパ美術の秀逸の数々とともに展示しております。
バロック時代からの芸術擁護の理念を首尾一貫し、代々計画的な収集活動を行ってきたリヒテンシュタイン侯爵家の成果を、修復されたバロック庭園宮殿において総合的なバロック世界の体験というコンセプトで展示公開しています。

絵画だけでも1600点を超える作品を収蔵していますが、その中でも選りすぐりの約170点が彫刻品や美術品、家具とともに常設展示されています。最近コレクションに仲間入りした展示品は、アレサンドロ・アルガルディス作の大理石の彫刻「エロスとアンテロス」です。既に失われたと思われていたこの作品は貴重な掘り出し物であり、アルガルディスの作品のイタリア国外での展示はめったにない機会です。
今年の5月末から常設展で皆様にお楽しみいただけます。 

広々とした「サラ・テレーナ」と称される宮殿入り口の広間が多くの人々を魅了する理由として、侯爵ヨーゼフ・ヴェンツェル・フォン・リヒテンシュタインによる豪華な「金色の馬車」が挙げられます。その他にも、元々ウィーンのヘーレンガッセの宮殿にあった豪華な「古典主義様式の図書館」、ヨハン・ミヒャエル・ロットマイアーの筆によるフレスコ画、「ヘラクレスの間」やヨーロッパの芸術の歴史と時代を描いた様々なギャラリーは、当美術館の見所です。

コンサートやイベント等にも使用されるこの600にも及ぶウィーンで最も大きいバロック広間の天井には、アンドレア・ポッツォ(1704〜1708)が筆を振るった壮大なオリンプスの神々のフレスコがあります。
当美術館は、世界で最も価値が高いとされている家具の「バドミントン・キャビネット」を2004年の12月に購入した事よって、ますますその魅力が増えました。
又、オシアス・ベール、フェルディナンド・ゲオルク・ワルトミュラーや、ぺーター・フェンディという一流画家の絵画を購入した事も高く評価されています。


■ 美術館からのお知らせ
*グループにはご希望のテーマにあわせてご案内いたします。 
グループは最大25名までとなります。所要時間は1時間、90ユーロです。
 
*日曜午後のコンサート 
毎週日曜日 14:00〜15:00時に美術館を訪れたお客様は「ヘラクレスの間」においてコンサートをお楽しみいただけます。入場券をお持ちの方はコンサートを無料でお聴きになれます。古典音楽とバロック音楽を中心に演奏されます。
7月初めから9月初めまでは夏休みのため、コンサートは行われません。


■ 特別展 2006年〜2007年
*火山からの作品
アムステルダム国立美術館(ライクス・ミュージアム)からの銅像 --- 2006年7月03日まで
ライクス・ミュージアム所蔵のアンドレア・デルヴェロッキオ、カスパー・グラス、ウィレム・ヴァン・テトローデやアドリアン・デ・フリースなど巨匠の銅像が展示されます。

*ヴェスヴィオ火山のテーマで、17世紀から19世紀のナポリの美術と芸術家をハラッハ・コレクションを通して注目しました。 --- 2006年11月17日から2007年3月19日まで
ハラッハ伯爵家の家族のコレクションの作品を中心とした2世紀にわたるナポリの絵画が展示されています。
17世紀初頭のバロックから18世紀末の古典主義の作品が紹介されています。 
 
*リヒテンシュタイン美術館とビーダーマイヤー
伯爵のコレクションに光をあてた時代 --- 2007年3月30日〜8月20日
1815年から今世紀初頭のビーダーマイヤー時代の作品を展示。 
この時代の静かで平穏な時代に光を当てた水彩画がテーマです。 


■ リヒテンシュタイン美術館
 住所: Furstengasse 1, A-1090 Wien
 開館時間: 金〜月曜 10:00〜17:00

*詳細はこちら
 URL http://www.liechtensteinmuseum.at/ (ドイツ語、英語)