---

【都市別安全情報(トラベルサポート)】- 西ヨーロッパ

オーストリア [ Republic of Austria ]

オーストリアの国旗

国別観光情報

オーストリア ウィーン / リヒテンシュタイン美術館とファドゥーツのリヒテンシュタイン侯爵コレクションの館長

掲載日時:2007年01月30日

情報提供:オーストリア政府観光局

世界でも最大規模の美術コレクションに属する当コレクションを2004年に再公開するべく、企画の陣頭指揮を執った人物、それがヨハン・クレフトナー館長です。

1951年生まれのクレフトナー館長は、大学の建築科で美術史と文化財の保護・管理を重点においた建築学を修め、論文『オーストリアの民家、その類型と要素(付論「16世紀から19世紀までの美術文献における民家」)』で博士号を取得。
卒業後、ウィーン工科大学に勤務し、1998年に大学の美術造形研究所における建築造形理論学部長に就任。2002年に、リヒテンシュタイン美術館並びにファドゥーツ在リヒテンシュタイン侯爵コレクションの館長としての新たな任務に全力を注ぐために辞任しました。しかし1999年には、既にリヒテンシュタイン・ガーデン宮殿改修のデザイン監督を委任されていました。

ウィーン美術史博物館における数多の展覧会や、コレクション品の展示替えの会場構成を長年担当した他、オーストリア銀行のクンスト・フォールム展示館、ベルベデーレ宮殿のオーストリア・ギャラリー、ローマのボルゲーゼ美術館の展覧会場デザインでも大きな実績を残し、2001年には館長の企画によるハイデルベルグ大学病院のプリンツホルン・コレクション美術館がオープンしました。
館長は、美術品の選択、修復、新規購入の他にも、当宮殿を美術館に作り変えるための改修・改造の総合指揮を執りました。当館の「離れ業」は、歴史のオリジナル要素を限りなく再現することに努める一方、視覚的にも技術的にも現代の美術館に要求される条件を満たした改造に成功したことです。

自分の主要任務は、リヒテンシュタイン侯爵美術コレクションの保管と管理と拡大、そしてこのコレクションにふさわしい品位と威厳を備えた展示にあると、館長は述べています。
リヒテンシュタイン美術館の公開と市場化に向ける館長の企画構想の中には、過去の歴史の中で成長し続けてきたコレクション美術品と幾つかの宮殿に再び生命を与えることが含まれており、2004年の美術館オープンに伴って、ロットマイヤーのフレスコ画をオリジナルのまま残す侯家の図書室と庭園全体も併せて初めて一般公開されることになりました。
現代の要望と要求と期待に充分に応えることのできるバロックの総合芸術の世界が、今ここに皆様のご来場をお待ち申し上げております。