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オーストリア ウィーン / 「シシィ博物館」新装再オープン

掲載日時:2009年12月02日

情報提供:オーストリア政府観光局

ホーフブルク王宮内の「シシィ博物館」は、一層豊かに改装されて再オープン、数々の新たな展示品を加え、伝説的なエリザベート皇妃の生涯を紹介しています。
改装に際して、新たな展示品やオリジナルの品々、様々な衣装のレプリカが、従来の展示に加えられました。シシィの少女時代に関する展示では、新たに、子供服のレプリカが紹介されています。また少女時代のオリジナル展示品としては、シシィが故郷バイエルンから持参したハープも見られます。

エリザベートを特に苦しめた宮廷生活の一端を極めて明瞭に示すのは、ハンガリー女王としての戴冠式のドレスで、これは、歴史的な資料をもとに忠実に再現されたものです。この豪華なドレスは、特別に設計された新たな大型ショーケースに納められています。
黒いケープは、ジュネーブのレマン湖畔で暗殺者に襲われたエリザベートを、ホテル「ボー・リヴァージュ」へ運ぶ際、彼女を覆うのに用いられました。ケープの襟と縁取りはサギの羽根で飾られ、絹の裏地には、冠をあしらったエリザベートの名前が刺繍されています。今後はこのケープも常時、展示されます。
もうひとつ新しいのは、エリザベート皇妃の服喪のアクセサリーを展示したショーケースです。このアクセサリーは、息子であるルドルフ皇太子の悲劇的な死後、エリザベートが身につけていたものです。6点からなるセットは、オニキスと黒玉で作られています。

シシィ博物館では、包括的な改修が行われました。オープン以来5年間、大きな成功を収め、多くの見学者を迎えた後では、抜本的な改修が必要だったのです。新たに床張りされ、壁も塗り替えられたほか、歴史的なシシィ映画のパネルなども、全て新たに制作されました。
ホーフブルク王宮皇帝の居室見学コースの1部として、シシィ博物館がオープンしたのは2004年4月のことです。エリザベート皇妃ゆかりの居住空間を展示フロアとして、ここでは、名高い皇妃をめぐる一般的イメージとは全く無縁な歴史的真実が紹介されています。
オープン以来5年間にシシィ博物館は、すでに300万人以上の見学者を迎えました。

■ シシィ博物館(Sisi Museum)
 住所: Hofburg - Michaelerkuppel, A-1010 Vienna
  ※ウィーン1区、ホーフブルク王宮内、入り口はミヒャエル門ドームの下
 URL http://www.hofburg-wien.at/ (ドイツ語、英語他)