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スイス ユングフラウヨッホ / 「スフィンクス展望台」のソーラー発電施設稼働中

掲載日時:2008年03月28日

情報提供:クオニイジャパン株式会社

標高3,500mを越えるユングフラウヨッホの「スフィンクス展望台」に、2008年1月、世界最高地点のソーラー発電施設が完成し、既に発電を開始しています。
昨年度ユングフラウヨッホへは、世界各地から約70万人以上の人々が訪れましたが、今年はこのソーラー発電施設の稼動開始により、世界中から更なる注目を集める事になりそうです。

このソーラー発電計画は、ユングフラウ鉄道グループと地元の大手エネルギー供給会社である「BKW FMB Energie AG」(本社 ベルン)の子会社「Sol-E Suisse」とのコラボレーションにより実現しました。
このソーラー発電施設は、スフィンクス展望台の南側の壁面に京セラ製の黒いソーラーパネルが82平方メートルにわたって設置されており、晴天時には展望台わきのテラスから下方に連なるこれらの巨大なソーラーパネルを見る事が可能です。
実験結果からは、平地における同タイプの発電所に比べて、エネルギー収穫量が7割高い事が判明しており、今後の電力生産が大いに期待されます。

ユングフラウ鉄道グループは、1894年にユングフラウヨッホまで鉄道建設の認可を受けて以来、宇宙物理・天体観測・気象等の学術研究や、科学の進歩のために積極的な支援を行ってきましたが、今回のソーラー発電稼動により、環境・エネルギー分野における更なる発展に寄与し、環境に優しい経営・企業精神をより大きく具現化しました。

ユングフラウヨッホ観光の際には「欧州最高峰の鉄道駅」であるとともに、ぜひ「世界一高いところにあるソーラー発電所」も注目してご覧ください。