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スペイン [ Kingdom of Spain ]

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スペイン / 盗難事件に関するご注意

掲載日時:2002年12月13日

情報提供:株式会社ミキ・ツーリスト

スペインにおいて、2002年9月以降、盗難件数が急増している状況に併せて、弊社でも盗難を防ぐ対策、及び添乗員の方々への注意喚起を積極的に行なってきましたが、この11月にはホテル到着時を狙っての首締強盗がマドリッドのホテル前にて発生しました。

盗難に合ったグループは、弊社アシスタントにより待機を要請されたホテル警備員が
バス前に到着した段階でお客様をバスから降ろす手順を取りましたが、その隙をぬっての犯行でした。

この事件が発端で、ホテル周辺での警備体制を強化すると共に、警察による周辺パトロール等も行なう様、警察側に要請しましたが、スペインでの治安状況を再度ご確認いただき、お客様をバスから降ろす前に、ホテルのスタッフにバスからホテルまでの警護を要請する等の措置を取っていただく様、強くおすすめ致します。

尚、下記に弊社マドリッド・オフィスにて、スペイン到着時に配布しております添乗員の方々への注意喚起をご参考にご紹介致します。



添乗員の皆様へ


さて、今年9月以降よりスペインにおいて盗難の件数が急激に増えたことから、対策、注意事項に関してまとめましたのでお知らせいたします。
弊社の統計によりますと、盗難の起こるケースは以下の場合が殆どです。


1) 自由時間・個人行動(朝出発前など)

弊社の関連ツアーのケースですと100%が土、日の週末に起こっています。
これは、お客様が朝早く、そして夕方からディナーへ出発する間などに自由行動の時間に起こっていることが件数の大半を占めています。
これに関して、お客様に対する盗難の危険性と自由行動に出かける時の注意事項の伝達を徹底願います。
パスポート、航空券、貴重品、大きな金額の現金などを所持し外出することは、できるだけ避けるようにアドバイス願います。


2) ホテル到着時、出発時にホテル入り口からバスに乗車する間

アシスタントやガイドが着いている場合は、幸い盗難の件数は多くありません。
しかし、運転手と添乗員のみで他の都市へ出発する時などの朝に起こっているケースが多く見受けられます。

従って、マドリッドやバルセロナなどの盗難件数の多い都市では、お客様をバスから降ろす前にホテル・スタッフを呼びに行き、バスからホテルまでのガードを要請する、また出発の時も同じように予めホテル・スタッフにバスの入り口まで同行してもらうように要請される事を強くお薦めいたします。

ホテルの中には、深夜や早朝に警備員を置いていないところもありますが、ポーターなどのスタッフに協力を求めてください。
警備員の業務はホテル外よりも、ホテル内の警備が主体ですが、協力を要請される事をおすすめします。


3) 泥棒を見かけたら?

観光中に泥棒らしき人間を見かけたら、まず警察に連絡をしてください。
(091、092番)
もし、言語の問題で理解が困難な場合には弊社に連絡をとり、こちらからもヘルプいたします。

最近では、盗難の増加に対し、政府も警察官を増やすように努力しています。バイクで移動している警官もいるので、近くにいれば意外と早く現場に駆けつけてもらえます。

実際にケースを防ぐには、警察の協力を借りてまずお客様の安全を確保し、そして次の行動へ移ることが一番望ましいと思われます。



以上が注意事項になります。 どうぞ、ご協力願います。