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国別トラブル事例集

レートとサービスは多様です 〜賢明な両替店の選び方〜 … パリ

掲載日時:0000年00月00日

情報提供:JNTO パリ事務所

" クレジット・カードが大分幅を利かせるようにはなったが、タクシーに乗ったり水などを買ったりする際には現金が必要。そこで旅行者は手持ちの現金やT/Cを現地通貨に両替することになるのだが、これが店によってレートやサービスがまちまちで、法外な手数料を取られて後味の悪い思いをすることになったりする。

 当事務所界隈で実際に1万円の両替実験をしてみたところ、下記のような結果になったのでご参考までにお知らせしてみる。実施は4月の同一日。

A銀行(1万円=489.48Frs)
平日の午前9時〜午後3時。書式等の作成の必要はないが、担当者の手続きに時間がかかる。
レートの掲示はあるものの分かりにくい。

Bクレジット・カード会社(1万円=485.81Frs)
同社の両替窓口。午前9時〜午後5時、日曜・月曜は休業。書式等の作成の必要は無く、手続きは簡単。主要通貨との交換率の掲示があり、円については買(円→フラン)が4.858、売り(フラン→円)が5.376、実効両替率もその通りであった。

C銀行(1万円=459.30Frs)
平日の午前9時〜午後12時30分及び午後2時〜午後4時。書式に記入する必要あり、パスポート等身分証 明書の提示を求められる上に手続きに時間もかかる。手数料要。レート掲示が分かりにくい。

D両替商(1万円=383.20Frs)
午前9時〜午後7時、年中無休。手続きも現金等を差し出すだけで両替額が返っていて、極めて簡単、迅速。交換率の提示があり、円については1万円=552.45Frsとなってはいるが、[NO COMMISSION]と掲示されているのに謝礼金(nos honoraires)だの固定料金(frais fixe)だのといった色々な実質手数料が加算され、実効両替率は上記のとおりに目減りする。

 これらの例でわかるように場所によって1万円あたり100フランもの大差が出ている。因みに東京三菱銀行の口座所有客対象の両替では1万円=518.00Frsであった。
一般的にいって、市中の両替商よりも銀行やクレジット会社の方が両替率も良いし安全である。特に、前記D両替店などは掲示額と実際額との差が大きく旅行者の悪評を買っており、一旦両替してしまったら表示額と違うと文句を言っても取り合ってくれない。

 レートの良いところは手続き的に利用しにくく、市中の両替店は土日でも営業しており手続きも迅速簡単と言えよう。考えてみればこれも当然で、銀行にとって見れば両替などは顧客サービスの一環に過ぎず、両替を行っていないところも多い。一方両替商の方は両替が本業でそれで日銭を稼いでいるのであり、お客は「行きずり」の旅行者に過ぎない。

 旅行者は、日や時間や緊急性でその都度どこでするかを判断することになる。仮に市中の両替商を利用する場合は、現金等を窓口に差し出す前に実質両替額を確認し、出来れば紙に書かせるなどして法外な手数料を取るかどうかを見極めるようにしたい。"