ストンの塁壁にある２つの塔の改修が完了し、壁を巡るツアーは益々面白いものとなっています。
この塔は、６０年間に渡りこの塁壁を管理するドゥブロヴニク・アンティーク愛好会によって改修されました。バラバナタの塔には、ギャラリー用のスペースがあり、アルチムンの塔にはイベントスペースやマルチメディアセンター、土産ショップがあり、ポストカード、ＤＶＤ、書籍、特産品などを販売しています。

ヨーロッパ最長のストンの防塁壁は、世界的には中国の万里の長城に次ぐ長さを誇っています。長期間に渡って改修工事が行われてきましたが、２年前に一般公開されるようになりました。
塁壁はドゥブロヴニク共和国が１３３４年にペリェシャツ半島を制圧した後、１４世紀に建設されました。塁壁を含むこの防御システムは当時のヨーロッパで最大の要塞でした。
半島を横切る防御壁が最初に建設され、都市計画に従って南のストンと北のマリ・ストンの２つの街が作られました。ペリェシャツ半島はこの全長５.５ｋｍの壁によって２つに分断されました。１７世紀と２０世紀に起こった地震による崩壊で、今日ではその内５ｋｍが残っています。
壁には４０の塔と５つの要塞が作られ、より強固なものとなっています。
古いドゥブロヴニクの歴史書によると、この壁の建設には１８ヵ月がかかりました。
ストンの壁、ストン/マリ・ストンの街、ストンの塩田はユネスコ世界遺産の候補に挙げられています。


※詳細はこちら
　ドゥブロヴニク・ネレトゥヴァ県観光局
　　URL　http://www.visitdubrovnik.hr/ (クロアチア語、英語、日本語他)
　ストン観光局
　　URL　http://www.ston.hr/ (クロアチア語、英語)
　ドゥブロヴニク・アンティーク愛好会
　　URL　http://www.citywallsdubrovnik.hr/ (クロアチア語、英語)