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ハワイ オアフ島 / 「クアロアランチ・ハワイ」にまつわる神話や伝説のご紹介

掲載日時:2011年07月01日

情報提供:社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会

クアロアランチ・ハワイ(以下、クアロア)は、1850年にクアロアの初代オーナーゲリット・Pジャッド氏が、カメハメハ3世から土地を購入して今年で160周年を迎えました。
ハワイの人たちに「オアフ島で最も神聖な土地」と呼ばれるクアロアでは、数々の神話や伝説が残っています。風光明媚なオアフ島北東部のクアロアの知られざる横顔をご紹介いたします。

■ チャイナマンズ・ハット (Chinaman's Hut)
クアロアの向かいにある三角帽子のような島。1800年代にさとうきび労働者としてハワイに渡ってきた中国人が被っている帽子に似ていることから「チャイナマンズ・ハット」と呼ばれるようになりました。
またハワイの神話では、コオラウ山脈にはモオという巨大なトカゲの化け物が住んでおり、旅人の命を脅かしていました。そこを通りかかった女神ヒイアカがモオを退治し、その尻尾を海に放り投げ、長い年月を経て島になったのがチャイナマンズハット(ハワイ語でモコリイ、小さい島の意味)といわれています。

■ ホロアペエ (Holoapee)
クアロアの敷地を縦断するコオラウ山脈についても、たくさんの伝説が語り継がれています。山脈に深々と刻まれた皺(実際には渓谷を意味する)は古代ハワイアンが大きなカヌーを引きずりながら山越えした際についた跡といわれ、山の至る所にはイノシシの化身で半神のカマプアアが掘ったとされる洞窟も多数残されています。そのうちの一つは、カマプアアが火山の女神ペレに追われた際に隠れた洞窟とされ、ホロアペエ(ハワイ語で走る、隠れるの意味)の名前で知られています。

■ メネフネ (Menefune)
約800年の歴史を持つモリイフィッシュポンドは、南太平洋に住む諸部族の中で唯一魚の養殖を行ったとされる古代ハワイの人々の証となるもので、現存する唯一のものです。
その昔、森に住むメネフネ(小人の妖精)が夜な夜な山から石を運び、この池を造ったと言う伝説が伝えられています。
メネフネとはカウアイ島に住んでいたといわれる小人族のことで、身長は普通の人間の半分位ですが、筋骨隆々とした肉体をもっていたと言われています。彼らは森に住み、昼間眠って夜働く、という習慣を持っていました。また、性格はとても温厚で恥ずかしがり屋のため、滅多なことでは人間にその姿を見せることはなかったといわれています。

元来カメハメハ王朝直轄の土地であったクアロアは、オアフ島で最も神聖な場所のひとつといわれています。クアロアはハワイ語で「長い背中」を意味します。ハワイの神話では、火の神ペレの妹のヒイアカがモオ(ドラゴン)と戦って、戦いに敗れたドラゴンがクアロアにそびえる山になったといわれています。クアロアには酋長の一族だけが入ることを許され、強い霊力が宿るとされる酋長一族の遺骨が、今も山の中に埋められているともいわれています。
またクアロア山の麓には天国と地獄の分かれ目があり、その自然から生まれた数々の神話や霊的な空間は、今でも敬意を持ってハワイの地元の人々に親しまれています。
クアロアは、古代ハワイアンから受け継いだ自然や遺産を大切に維持管理しながら、ひとりでも多くの旅行者の方々にその魅力を伝えて参ります。



※クアロアランチ ハワイについて
オアフ島カネオヘ地区にあり、ワイキキから車で約45分です。ハワイの大自然の中で10種類以上のスポーツやアクティビティが楽しめます。カップル、ファミリー、熟年、団体など、どなたでも楽しむことが出来ます。
食事やパーティが出来る「ランチハウス」や、オアフ東海岸最大のビジターセンターには、100台収容の駐車場があり、太平洋が一望出来るカフェテリア、オリジナルギフトショップなどの施設があります。
クアロアランチ ハワイの敷地内では、アクティビティを楽しむだけでなく、大小問わず旅行者のグループや団体のイベントとしても活用出来る場所が数多くあります。

チャイナマンズハット(モコリイ)チャイナマンズハット(モコリイ)

ホロアペエの渓谷ホロアペエの渓谷

メネフネ伝説の養魚池メネフネ伝説の養魚池