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オーストラリア シドニー郊外 / ブルーマウンテンズ地区にて発生している「山火事」に伴う影響‐続報3

掲載日時:2019年12月06日

情報提供:株式会社トランスオービット

2019年11月30日(土)、シドニー郊外・ブルーマウンテンズ地区、一般旅行者が多く訪れるカトゥーンバ近くのRuined Castle(ルーインド・キャッスル)にて発生した山火事(ブッシュファイヤー)の現在の状況をお知らせいたします。

山火事は延焼の範囲を広げ、現地時間本日12月06日(金) 午前10:00時点で1,259haまで広がっております。火は断崖に沿って北方向、シーニックワールドの方向へ近づきつつあり、カトゥーンバの南端の1.5kmの地点まで迫っております。
しかしながら、ブッシュファイヤーのおきているジャミソンバレーの谷底とカトゥーンバの南端は、およそ200mの高さの断崖絶壁で区切られているため、その火がカトゥーンバの街に直ちに危険が迫っていることはありません。

エコーポイントは現在もオープンしておりますが、エコーポイントを除くと一般旅行者の訪れるほぼ全ての展望台が、昨日に引き続き閉鎖されております。

■ 立ち入り禁止となっている展望ポイント
◎ カトゥーンバ
 * ランドスライドルックアウト
 * サイクロラマポイント
 * マライタポイント
 * イーグルホークルックアウト
 * カトゥーンバフォールズ
 * クリフビュールックアウト
 * ハネムーンルックアウト

◎ ルーラ
 * ルーラカスケード
 * オリンピアンアンドエリシアンロック
 * サブライムポイント

◎ ウェントワース・フォールズ
 * リンカーンロック (キングステーブルランド)

シドニー市内上空は引き続き煙霧に覆われ、煙さ、焦げ臭さはあまり感じられません。しかしながら、PM2.5の値は一昨日の300台、昨日の200台より改善はされてはいるものの、12月06日の昼 12:00現在のシドニー市内でPM2.5の値は185という高い数値を記録しています。

このように大気の質が悪い状態が1週間近く続くことは、今までシドニーにおいては、ほとんどありませんでした。シドニー在住者の間でも、この大気質指数の値に関心が集まり、本日の午前中には環境局のサイトがアクセス過多によりダウンし、一時的に繋がらなくなるという影響も現れました。
環境局からの警告は一段階下がりましたが、引き続き、全ての人、特に心臓病または肺疾患のある人は屋外での運動を避け、できるだけ室内にとどまるよう、警告が出されております 。

シドニー市内は会社、商店、交通機関などは通常通り営業、運行されており、街中は普段と変わず、またシドニー空港もこの影響によるフライト発着の乱れはありません。
現在当該地域にご滞在中、また近日中に訪問予定の方は、引き続き最新情報に十分ご注意ください。

★ 参考:
* シドニー近郊の山火事発生状況
 https://www.rfs.nsw.gov.au/fire-information/fires-near-me
* シドニー近郊交通規制状況
 https://www.livetraffic.com/desktop.html
* ブルーマウンテン・ガゼット
 https://www.bluemountainsgazette.com.au/
* ブルーマウンテン地区村議会
 https://www.bmcc.nsw.gov.au/