本邦外務省の渡航情報でも告知されておりました通り、フィジーでは、２００７年９月０６日(木)、昨年１２月の政変後、本年５月３１日に解除されました「非常事態令」(Public Emergency Regulation)が３０日間限定で再発令されましたが、その後、特に憂慮すべき状況や混乱等が一切みられない事を受け、１０月０６日(土) 午前０時をもってこれが解除されました。

「非常事態令」という日本語訳は物々しい響きですが、これは政変によって追放されて以降、ラウ諸島にある故郷の島に半幽閉状態であったガラセ前首相が政変をめぐる裁判に出廷するため、９ヵ月ぶりに首都スバに戻ってきた事を受け、同首相やその所属政党であるＳＤＬ党による言動が国内の情勢を不安定にしかねないと判断し、あくまで予防的にとられた措置との事です。

現在、首都のスバも含めて、国内の状況は平常と全く変わらず極めて平穏です。
どうぞ安心してフィジーにお越しください。